うちの幹部達がすみません！【wrwrd】 (ページ1)

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それぞれの魔法事情1 ページ1

no side
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ut『痛っ』
「どうしたんですか？」
ut『この時期は手が荒れてなぁ…見てみぃこれ、ささくれだらけや』
『わっ、ほんとですね。…痛そう。」

鬱は自分の荒れた手を前に出した。その手は乾燥して、微かに赤くなっている。

「それにしても、どうしたんですか？何か水仕事でも…」
ut『俺の魔法の…まあ副作用みたいなもんやな。水使うやろ？だから使いすぎると手ぇ乾燥するんよ。』
「なるほど…大変ですね…」

kn『俺もめっちゃ手冷たいねん！』
tn『俺も手荒れるなあ…火ぃやし…』
「物質系の魔法の方はそういう苦労もあるんですね。」

それぞれの手を見ながらAはしみじみと呟いた。

「私は…まだ石があると魔法のコントロールができないので、出先に着けていくか迷うようになりました。かといって、付けていないと弱い魔法しか使えないし…」
ut『それは困るなぁ。なら今度僕がついて行ったるからどっか行こや。指輪は置いていってさ。』
tn『大先生？？』

「あ、でも今度城下の方に出かけたいんですよ。」
ut『え！じゃあ俺と』
kn『俺と行こうや！』
tn『お前は迷子になるやろ。』
ut『でもトンちじゃうまくエスコート出来へんやろ？』

言い合いしないで…とAが言おうとしたその時。

os『男ってこれやから嫌やんな。よかったら俺と一緒にお買い物行かへん？』