【暗殺教室】1mgの希死念慮【赤羽業】 (ページ7)

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7mg ページ7

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ブニョンッブニョンッ

歴史の小テスト。

教室に響き渡るのは超生物が壁に触手を叩きつける音。

ずいぶんヤワいが。

テスト自体はそう難しいものでもなかったし、私は早々に解き終えて隣を観察する。

そう、隣なのだ。

赤羽業が。

私が何をしたっていうのだ、運が無さすぎる。

「よォカルマァ、あのバケモン怒らせてどーなっても知らねーぞー」

「またおうちにこもってた方が良いんじゃなーい」

寺坂組が彼に絡む。

この前は随分ビビってたくせによく言うなぁ。

「殺されかけたら怒るのは当たり前じゃん、寺坂。しくじってちびっちゃった誰かの時とは違ってさ」

「 …ﾌｯ」

「な、ちびってねーよ！！テメケンカ売ってんのか！！綿貫も笑ってんじゃねー！！」

まずい、思わず。

「こらそこ！！テスト中に大きな音立てない！！」

やっぱり今日はついてない。

「ごめんごめん殺せんせー、俺もう終わったからさ、ジェラート食って静かにしてるわ」

「綿貫さんも食べる？終わってるよね」

話しかけるな。

流石にそんなことは言えないので、首を横に振るに留める。

彼はそ？とだけ言うと、ジェラートを口に含む。

「ダメですよ授業中にそんなもの。まったくどこで買ってきて… 」

「そっそれは昨日先生がイタリア行って買ったやつ！！」

お前のかよ。

「あ、ごめーん。教員室で冷やしてあったからさ」

「ごめんじゃ済みません！！溶けないように苦労して寒い成層圏を飛んで来たのに！！」

赤羽業はさらに煽る。

「へー……で、どうすんの？殴る？」

「殴りません！！残りを先生が舐めるだけです！！」

近づいてきた超生物の足が、どろり。

床にBB弾を散らしていたらしい。

「あっは＿＿まァーた引っかかった」

赤羽業は銃を取り出して超生物に撃つ。

本気で当てようという気は無いようだった。

「何度でもこういう手使うよ。授業の邪魔とか関係ないし。それが嫌なら…俺でも俺の親でも殺せばいい」

「でもその瞬間から、もう誰もあんたを先生とは見てくれない。ただの人殺しのモンスターさ。あんたという「先生」は…俺に殺されたことになる」

あぁ、なるほど。

どうして私が彼を嫌いなのか分かった。

「はいテスト、多分全問正解」

「じゃね「先生」〜、明日も遊ぼうね！」

同族嫌悪だ。

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