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「あ!!この女!!」

四季くん(写真付きの名簿に書いてた)が私を見て叫ぶ。

彼以外の生徒たちも、私を見て反応している。

見覚えのない女が急に現れたらそうなるか。

無陀野先生の方を見ると、無表情のまま見つめ返された。

助けてはくれないらしい。

「雑用係です、どうぞよしなに」

まあいいか、と適当に挨拶だけする。

「先生、なんで私も行くんですか」

来る途中の生徒たちの会話でだいたい察した。

何故か今から京都の戦場に赴くらしい。

「行くといってもお前含めて全員雑務の手伝いだ。戦場には行かない」

無陀野先生の言葉に胸をなで下ろしたのは私だけだったらしい。

生徒たちからは不満げな声が上がる。

血の気多いなあ。

それからいくつかの質問が上がって、先生はそれらにきちんと答えていく。

こういうとこは無駄に優しいんだよなあ。

ま、私には関係ないか、と聞き流す。

京都の地は、刻一刻と近づいていた。


× × ×

作者はご都合主義は大好きですがそれ以上に可哀想な目に合う主人公が大好きです。

夢主はこれから何回も可哀想な目に会うと思われます笑

オチは特に決めてませんが作者が花魁坂推しなので多少贔屓気味になるかもしれません。

今のとこはゆるっとギャグ風味の愛されになる予定です。

微妙に書きすぎちゃって後書きなんか書いてみたんですけど慣れないことはするべきじゃないですね。

次話もお楽しみに。

2.5、雑用女の観察記(1)→←・



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作者名:9109 | 作成日時:2023年4月26日 17時

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