アメリカ物語31 ページ34
{虹村side}
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虹村「わり!遅くなった・・・・・・ってあれ?」
日が傾く頃、辰也たちと別れを告げてAが待っている家に帰ってきたのだが、あいつの靴が見当たらない。その代わりに、未整理だった引越し用のダンボールが綺麗に畳まれて玄関の脇に置かれていた。やることを済ませて外へ出かけたといった感じだろうか・・・。
虹村「あとでちゃんと礼言わなきゃな・・・」
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俺は申し訳なくて頭をポリポリとかいてしまった。
辰也が紹介したいと言っていたアレックスさんもまた良い人で、そこのバスケクラブの子供たちにも捕まってバスケをやる羽目になってしまい、帰りが遅くなったのだ。
きっとAは許してくれるとは思うけど・・・
けど・・・
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氷室『修!アレックスから離れるんだ!!彼女は・・・』
虹村『えっ?』
アレックス『ん〜〜』
チューッ。←
虹村『』←
氷室『キス魔・・・だか・・・ら・・・・・・;;』
.
.
.
虹村「はぁ"ぁ"・・・・・・もっと早くに言えよ辰也・・・;;」
アレックスさんのせいだったとはいえ、これはさすがにAには言えない・・・ってか、言ったあとどうなっちまうか怖くて口が裂けても言えん。こんなんじゃ顔を見るのだって気まずいわ・・・
虹村「はぁぁー・・・・・・」
貴「なに玄関で突っ立ってため息ついてんだ?修。」←
虹村「どぅわ!!?!?」←
貴「?」←
大きなため息をついていると、突然Aが帰ってきた。
俺の驚く様にキョトンとした顔で首を傾げている。
虹村「おまっ・・・!急に背後取るなよ!!ビビるだろ!?!」
貴「いやwお前が気付かなかっただけだしw」
虹村「テメッ(怒)、ってか!どこ行ってきたんだよ;!!」
貴「ぇえw?この辺の散策がてらランニングをなw
ココ最近、ちゃんと体動かしてなかったからか、昨日の公園で大人相手にバスケした時もちょいと体力落ちたなって感じたからさ。」
そう言ったAの首やら額やらには大量の汗が浮かんでいた。
こいつ・・・ストイックというか何というか・・・。
・・・・・・俺はまた何度目かのため息をついた。
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nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時