虹村と幼なじみのアメリカ物語【新たな眼に映るのは】

アメリカ物語18 ページ20

−−−貴方side−−−









虹村「あいつ･･･逃げやがった･･･」←









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貴「ハアアア"･･･」









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修を跳ね除けて脱衣所に逃げ込んだ俺は、高ぶった熱を冷まそうと深く息を吐いた。これから一緒に生活するってのに、これじゃあ心臓がいくらあっても足りない。









貴「落ち着け落ち着け･･･」









このままシャワーを浴びよう。



そう思い、汗が染み込んだ服を脱ぎ捨てた。っていうかマジで修と同居生活だなんて帰ってきてからも実感が湧かないというか。お父さんも了承済みというし･･･。あ、そういえば、高校の入学式が一週間後にあるな。それまでに色々準備しておかないと。






貴「･･･忙しくなるな。」







引越ししてきたばかりだから荷物も整理して、入学までに少しでも本場の英語に慣れておかなくてはならない。1番手っ取り早い覚え方はやっぱり外に出ること。修は明日お父さんのお見舞いに行くと言っていたから、一緒に付き添ったあと今日みたいに散策でもするか。



それにやっぱ気になるだろ。



何かって、あの大人たちが言っていたストリートバスケのことだ。修は危ないと言っていたけど、あそこまで言われると気になって気になって仕方がない。しかも修のあの様子じゃ次はない。相談したところでめちゃめちゃ怒られる。



つーか最近思ったんだが、ますます過保護になってきていないか？心配してくれるのはありがたいんだけど、俺だってそこまで心配されるような奴じゃない。それに･･･









貴「"女子"だから危ないんだろ？だったら･･･」









俺はある考えが浮かんでニヤリと笑った。

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