孤児院3 ページ4
−−−貴方side−−−
廻が孤児院に来て随分と時間が経った頃、私はシスターに個性というものについてのお話をもっとして欲しいとお願いして、色んなことを聞いた。世の中には善と悪があり、悪を倒すために『ヒーロー』が活動していることや、そのヒーローは己の個性を生かし戦っていることなど。
ただ聞いているだけで目を輝かせる程楽しかった。この時はオールマイトが現れる前であったため、平和の象徴というものは存在せず、ヒーロー活動は発展途上だった。
ｼｽﾀｰ「はい、じゃあ今日はここまで。」
貴「先生ありがとう！またお話きかせてね！」
ｼｽﾀｰ「ええ。」
お話に満足した私は、シスターにお礼を言っていつも廻がいる窓辺がある部屋へと向かった。シスターから教えて貰ったことを廻に教えてあげようと考えながら。
私の頭より断然上にあるドアノブ。子供たちが移動できるように決められたドアは少し開けられていたため、押すだけでドアは開いた。そして、そのまま真っ直ぐを見ればいつも廻がいる窓辺。
貴「あれ･･････カイ？」
しかし、いつもいるはずの廻の姿がなかった。
どこに行ってしまったのか考えた。まず廻は外へは出ないため、きっとどこかの部屋にいるだろうと色んな部屋を巡ってみたが、どの部屋も他の子供たちが楽しげに遊んでいるだけで廻は居なかった。
まさか外？
そう思った私は、子供たちの遊び場である庭に出てみた。滑り台だったり、砂場、ブランコなど様々な遊び場がある中、廻の姿を探した。
友達「あ！Aちゃん！どうしたの？」
貴「それがー･･･」
友達「あれ？A！カイはどうしたんだ？いつもいっしょにいるのによ。」
貴「カイがいつもの窓辺にいなくてさがしてるの。みんなはカイのことみてない？」
友達「ん〜あさごはん食べおわった時にはみたけど、それからみてないかな。」
貴「そっか･･･わかった！ありがとね！」
.
.
.
＿＿＿＿＿＿＿
遊び場を探し終えた私は、疲れ果ててしまい木陰にあるベンチに座り込んだ。風に吹かれて青々とした木々から心地良い音が聞こえる。
こんなにも探したのに･･･廻はどこへ行ってしまったのだろうと深いため息をついた。中に戻ろうと･･･そう思った時だった。
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だお(プロフ) - まとさん» まとさんありがとうございます(^^)幼なじみシリーズ愛読していただきとても嬉しいです！ゆるりゆるりではありますが、楽しんでいただけるよう頑張ります(^^) (2018年10月2日 23時) (
レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
まと(プロフ) - 遅ればせながら、ヒロアカ新作おめでとうございます！ 幼馴染シリーズは3週するほどご愛読させていただいています( ´艸｀) 今作もゆるゆると無理ない程度に頑張ってください！ いつもでも応援しております♪ (2018年10月2日 18時) (レス) id: 616dfae751 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - Namiさん» 治崎かっこいいですよね(^^) (2018年10月2日 2時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
Nami(プロフ) - 治崎だ！！え、推しが出てるとか……(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ (2018年10月1日 13時) (レス) id: edbe22807d (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - デビＰさん» デビPさんTwitterの方でもお世話になってます(^^)黒バス読んでいただけて嬉しい限りです！期待に応えられるよう無理しないあたりで頑張っていきますね(^^) (2018年10月1日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2018年9月30日 22時
