『“ごめんね”』 ページ7
Aside
その日は随分と胸騒ぎがした。
朝起きて、いつも通りに学校に通い、帰ってきて。
普通な日だった。
それなのにどことなく落ち着かなくて。
ベッドの上寝転がりぼーっとする。
そしてそのまま眠ってしまった。
次の朝、目が覚めると携帯が鳴っていた。
それにはアヤノと表示されて。
驚いたが嬉しかった俺はすぐに出た。
『……藍坂君、か？』
それはアヤノのお父さんの声。
不思議に思って
『どうかしたんですか？』
と真面目な声で問う。
その後沈黙が続き、何かが起こったことを嫌でも理解させる。
『アヤノが……』
聴いた瞬間頭が真っ白になる。
その言葉はとても重く俺の心に響いた。
お父さんにとりあえず来てくれと言われて電話は切れた。
何も考える気力が出ずに携帯を見つめる。
すると昨日メールが届いていたことに気付く。
メールの差出人は……“アヤノ”。
目を見開いた俺は急いで開いた。
題名、ごめんね。とそれを見るだけで心が折れそうになるが
なんとか内容を読んだ。
携帯を持つ手がたれて体に力が入らない。
『……なんで』
分からないと頭を掻き毟る。
ｰｰｰｰｰｰごめんね。
A君、私は今日で消えます。
本当はA君にもう一度会いたかったけど
駄目だった、ごめんね。
シンタローは少し変わったよ。
でも私がいなくなることで
きっと自分に責任を感じてしまうと思うから、
少しは気にしてあげてね。
・
私はね、先輩を、家族を助けたいんだ。
だから許して。
これだけしかできない私を許して。
ごめんなさい。ごめんなさい。
でも大好きだよ。
今までありがとう。
サヨナラｰｰｰｰｰｰ
その文をもう見れない程に涙が止まらない。
それでも、アヤノを見たくて。だらだらと着替えて家を出た。
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麻里佳(プロフ) - まっつんさん» その点につきましては本当に申し訳ありません……リュウは主人公をカゲロウ デイズに接触させ、この“エピローグ”の後主人公がリュウを助ける、という設定だったんですが。キャラを全く活かせられませんでした。作者が未熟で稚拙のせいです、すいません。 (2014年5月13日 23時) (
レス) id: ccf5eded65 (このIDを非表示/違反報告)
まっつん - リュウって子、何だったんでしょうか…;; (2014年5月12日 8時) (レス) id: fe049b1df2 (このIDを非表示/違反報告)
麗菜(プロフ) - 最後に謎がまた深まるってのがいいですね！(￣∀￣) (2014年5月1日 17時) (レス) id: 2638fe19db (このIDを非表示/違反報告)
麻里佳(プロフ) - 悪者ヒーローさん» 女神や←やっとテスト終わったwwww残念なイケメンとか本当、私好きなんだよね(( テンションが高いんだね！←どやぁ((((( (2013年12月13日 17時) (レス) id: 7611dc7046 (このIDを非表示/違反報告)
悪者ヒーロー(プロフ) - (微笑← ですよねww(( アリババwwwwwアリババは残念なイケメンだと思う(真顔← 赤司様はいつも最高なのさっ♪←どうした なん…だと…!!??(ﾟДﾟ)← (2013年12月12日 16時) (携帯から) (レス) id: 4ed9f42421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻里佳 | 作成日時：2013年11月3日 20時
