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『あの夏が』 ページ11

Aside



もう、前には戻れない気がする。

目を瞑ると彼女が思い浮かぶんだ。

ごめん。

頭の中にしかいない彼女に何度謝っても。

何言ってるの、と笑うアヤノしか分からなくて。

彼女のことを全く知らないのは俺だった。

何故、何故……と脳内を駆け抜ける言葉。

もう、いなくなってしまいたかった。

赤司達がたまに家に訪ねてくるが、

学校にも最近は保健室くらいにしか行かない俺は狂いそうで。

いや、もしかしたらもう狂っているのかもしれない。

そして虚ろな目で呟いた。

『……なんかもう』

どうでもよくなったな。

近くにあった鋏を手に取り手首に当ててみた。

でも手を横にひけない。

すると、もう渇れたはずの涙が出てきた。

こんな……情けない自分で、ごめんなさい。

涙はとめどなく溢れ、もう何も見えなくなった。





『俺、先輩と同じ学校受けることにしたっス!』

黄瀬だと思われる内容。

そんな文面のメールがいきなり送られてきた。

それは赤司名義になっていたので彼の携帯から送ったと思われた。

黄瀬はどういう考えで決めたのだろう。

俺は返信も投げ出し携帯を机の上に置く。

窓からは少し蒸し暑いような風が入ってきた。

もう夏か。

ベッドの上で横になりながらそちらを見つめる。

あの不思議な夏がやってくる、なんて。

そんなこと知らずに目をゆっくりと閉じた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜:〜〜〜〜〜〜〜

ここからカゲプロ風味(←味じゃん)になります。

黒バスメンバーも出ると思いますが、赤司や黄瀬ばっかりかと。

過去編長い(汗)

なかなか現在までいけないってどういうことだ(

でも流石にこの章には現在に戻れるはず。

……頑張ります><

少しずつ更新していくのでよろしくお願いします!

作者です→←『心配して』



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麻里佳(プロフ) - まっつんさん» その点につきましては本当に申し訳ありません……リュウは主人公をカゲロウ デイズに接触させ、この“エピローグ”の後主人公がリュウを助ける、という設定だったんですが。キャラを全く活かせられませんでした。作者が未熟で稚拙のせいです、すいません。 (2014年5月13日 23時) (レス) id: ccf5eded65 (このIDを非表示/違反報告)
まっつん - リュウって子、何だったんでしょうか…;; (2014年5月12日 8時) (レス) id: fe049b1df2 (このIDを非表示/違反報告)
麗菜(プロフ) - 最後に謎がまた深まるってのがいいですね!( ̄∀ ̄) (2014年5月1日 17時) (レス) id: 2638fe19db (このIDを非表示/違反報告)
麻里佳(プロフ) - 悪者ヒーローさん» 女神や←やっとテスト終わったwwww残念なイケメンとか本当、私好きなんだよね(( テンションが高いんだね!←どやぁ((((( (2013年12月13日 17時) (レス) id: 7611dc7046 (このIDを非表示/違反報告)
悪者ヒーロー(プロフ) - (微笑← ですよねww(( アリババwwwwwアリババは残念なイケメンだと思う(真顔← 赤司様はいつも最高なのさっ♪←どうした なん…だと…!!??(゚Д゚)← (2013年12月12日 16時) (携帯から) (レス) id: 4ed9f42421 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麻里佳 | 作成日時:2013年11月3日 20時

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