61話 ページ16
〜三日月side〜
長い年月の中、これほど身も心も美しい人間は初めてだ。
三「主よ、どうして審神者になろうと思った?」
『え、あー…実はなりたくてなった訳じゃないんだよね(苦笑』
あなや、そうなのか?
「「「ええええ!??」」」
『うわっ!?』
小狐丸「い、いつの間に?」
ほう、そこで盗み聞きしてたのか。
隠蔽値が高いやつらなだけあるな。気づかなかったぞ。
乱「あ、主さん!!どういうこと!?」
鶴「きみが希望したんじゃないのか!?」
『う、うん。急に連れてこられたんだ。僕もビックリしたよ。』
三「そうか。政府も手荒な真似をするのだな。」クスッ
政府の人間はあまり好まない。
だが、今回だけはよしとしよう。この主と会うことが出来たからな。
しかし…
三「主、審神者になる代償は知っているのか?」
俺の質問に主は目を見開いた。
やはり知らないのか…
『だ、代償??』
俺たちは主であるお主を一生仕えていきたいと思っている。
三「うむ。…審神者になったものは、現世の何もかも捨てて、死ぬまでここに居なければならない。」
___それが、代償だ。
主は驚いた。だが、その目の奥にはどこか納得したような感じもする。
その違和感に気づいたのは俺を含め鶴丸、小狐丸、薬研…と言ったところだな。
『…ん、なるほどね!!じゃあ三日月さんたちとずっと一緒にいれるってことか!それも悪くないかも、なんてね。』ニコッ
今「!!い、いいのですか、あるじさま?かぞくとかは…」
『ふふ、大丈夫大丈夫!急に連れてこられたって言っても、一応挨拶はちゃんとしたから。そんな悔いはないよ。』
主の言葉と笑顔に短刀は顔を輝かせて抱きついた。
乱「ボクずーっと主さんといるー!////」
小「…//」ギュッ
今「えへへ、あるじさまといっしょです////」
『もう、可愛いなあ。これからも宜しくね。』ニコッ
お主は俺が見てきた人間の中で最も美しいと思う。
だが、その内側に隠れる黒いものは?
主、お主は一体何を抱えているのだ…。
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るな(プロフ) - 初コメです!この後の展開が物凄く気になります!無理のないよう更新頑張って下さい(*´˘`*) (1月7日 16時) (レス) @page46 id: 2ee13aea9b (このIDを非表示/違反報告)
乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!私、男主の愛され大好物なので嬉しいです!ビーコンレタスも大好物なので嬉しいです!それと刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってくださいね! (2023年4月7日 14時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
エメロン(プロフ) - 続きがとても気になります!……っ受験生…だとっ!気長に更新されるのをお待ちしていますm(_ _)m (2022年9月24日 20時) (レス) id: 36fa45d99d (このIDを非表示/違反報告)
レタス - とってもおもしろいです。無理のないように、頑張ってください。 (2022年1月29日 14時) (レス) @page46 id: aed7ae9d74 (このIDを非表示/違反報告)
おもちさまなのだ - 最高でした!続きが欲しいです!(土下座 (2021年9月28日 10時) (レス) @page14 id: 4984f5d9d8 (このIDを非表示/違反報告)
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