不機嫌? ページ8
『てことで、流星が守ってくれるから大丈夫!
ありがとね!』
桃「…はぁ。」
私は流星とバイバイしたその足で小瀧くんの教室に来た。
マネージャーだから小瀧くん呼び出しても自然だしね、女子からの警戒は薄い。
睨まれるし舌打ちはされるけど。
『それだけ!じゃ…』
桃「A先輩さぁ」
手を掴まれて小瀧くんの方を振り返ると
機嫌が悪そうに顔をしかめていた。
『どうした、男前が台無し…』
言い終わる前に、抱きしめられていた。
『!?あ、あの…』
桃「鈍感。
そんなん送り迎えしたいだけの口実に決まっとるやん…」
体を丸めて、私の肩に顔を埋めて拗ねてる。
か
可愛い!!
『そ、そうなの…?』
桃「そうです。
A先輩は、俺と一緒に登下校するの嫌ですか…?」
私には、この小瀧くんが子犬に見える。
つまり邪険にできない。
『い、嫌ってわけじゃ…』
桃「じゃあ、これからもご一緒していいですか?」
『そ、それは…』
桃「ダメ…ですか…?」
私には、この小瀧くんが捨て犬に見える。
つまり邪険にできない。
『りゅ、流星と3人なら…』
ピ。
『え?』
スッ、と携帯を取り出し
サササっといじって
真っ暗な動画の再生を押す小瀧くん。
“これからもご一緒していいですか?”
“流星と3人なら大丈夫!ありがとね!”
『最初から録ってやがったな!?
うまいこと編集してんじゃねーよ!!』
桃「一応ですよ、一応。
先輩が流星に流されたときのために」
『このクソエスパーが!!』
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ふーか。(プロフ) - このあと二人はどうなったんですか気になります。でも私このお話大好きです。一人部屋で小瀧さんにやられました。ヤバイデスキュンシシソウデス WESTのこういうやつ楽しみにしています。 (2020年1月19日 14時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
ピンクジャス民 - これからも更新頑張ってください! ファイティン~`・∀・´ (2019年5月27日 1時) (レス) id: 03ea0da012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nonsuke | 作成日時:2019年4月1日 15時