【ヘタリア】生徒会長の座奪います！

第８話　『第二の敵』 ページ9

英｢ホントいい加減にしろよ
　 俺はお前を生徒会に入れる気ねぇんだからな｣

米｢誰も入りたいなんて言ってないぞ｣


校則違反の眼鏡少年が入って来てから
私は完全な放置をかまされている

２人の喧嘩を見るのも楽しいが


米｢毎日来てるわけじゃないんだしいいだろ？｣

英｢分かった。そこにいる奴を追い出したら
　 今日は居ていいぞ｣


貴｢ん？俺の事？？｣


いやいや、そんなまさか。

私はこの部屋に入って一言二言しか
元ヤン会長と話をしていない


米｢君、アーサーに用事があって来たんじゃないのかい？｣

英｢コイツは
　 俺が元ヤンだの生徒会長乗っ取るだの
　 少々手荒い奴だ。仕事の邪魔になる｣

米｢なんだって！？
　 確かにアーサーは元ヤンだし
　 性格もひねくれてたり忘れ物多かったり
　 幻覚と喋ってたり寝る時はテディベアを
　 抱いてなきゃ寝れないとか料理がマズイとか
　 ツンデレだし兄貴ズラするし
英｢おい、やめろ｣

米｢でも今は街の治安を守る為に
　 生徒会長として見回りしてたりとか
　 いい事もしてるんだぞ！今は！！｣


猛スピードで元ヤンの事を語られて
戸惑うが『元ヤン』という事は理解した

その他の話はあとで理解するとしよう


米｢とにかく！
　 生徒会長乗っ取るとかやめてくれよ！
　 アーサーがここまで大人しくなるまで
　 どれだけ大変だったか分かるかい！？
　 丸く収まってるんだから
　 ややこしくするのは勘弁してくれよ！｣


どうやら
この校則違反の眼鏡少年と私は
意見が合わないらしい

この学園にいる間は
二番目に気が合わない存在になるだろう


貴｢お前のマシンガントークは
　 よく分かったが俺は意見を変えないからな
　 そのうち生徒会長になってみせる｣

米｢俺がここまで説明してあげたのに！
　 君の頭は空っぽかい！？
　 気に食わないんだぞ！！！｣

貴｢あぁ！俺だって気に食わないね！
　 俺の邪魔をするならお前も敵だ
　 この校則違反眼鏡野郎！！｣



英｢うるせぇえええええ！！｣

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