【ヘタリア】生徒会長の座奪います！

第５話　『悪友』 ページ6

｢おい、そいつには気をつけろよ｣

西｢なんやギルちゃん、来とったんか｣

仏｢お兄さん探したんだからね！！｣

普｢屋上で二度寝してたら普通に授業始まってた｣


『ギルちゃん』という事は
さっきボヌが探していた人だ

朝から授業サボるとはいい度胸である


伊｢ルートに見つからなくてよかったね！｣

普｢ケセセー、俺様がそんな簡単に見つかるかよ｣


むしろ人が来そうな
屋上で寝ていてよく見つからなかったものだ


貴｢･･･誰｣


知らない人ばかりというものも不便だと実感する
いちいち名前を聞いては自己紹介するのが
いい加減めんどくさくなってきた


普｢俺様はギルベルト・バイルシュミットだ
　 かっこいいだろ？跪いて讃えていいんだぜ？｣

貴｢いや、遠慮しておく。
　 俺は笹原佑樹。今日から転校してきたんだ｣


外見はいい感じにイケメンなのに
中身が残念だ。
黙っていればとてもモテるタイプの人間だが
悪い人ではなさそうだ


伊｢フランシス兄ちゃん。
　 ギルベルト用事あったんじゃないの？｣

仏｢そうそう、放課後空いてるかなって
　 あ、５人で行く？｣

普｢俺様はいつでも空いてるぜ｣

西｢俺も今日は空いてるで｣

伊｢ヴェ俺は部活だからパスー｣


そして４人の視線が私に集まる
あぁ、私が放課後空いてるかって事か


貴｢俺もパス。部屋とか片付けねぇと｣

仏｢そっか、残念。
　 お兄さん帰ってきてからなら
　 片付け手伝うから言ってね？｣

貴｢ありがとう。
　 ボヌが帰ってくるまでに片付くと思うからいいわ｣


下着とか見られると
バレる前にさすがに恥ずかしい
さっさと一人で片付けた方がいいだろう


仏｢待って？その『ボヌ』って呼び方定着なの？｣

貴｢可愛いだろ？｣

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