【ハイキュー!!】断熱材の彼女【二口堅治】

断熱材１３枚目 ページ15

にへらと笑って逆の手を取られる






「俺がこいつと行くわー」





『ええ！？』







それをやった犯人はにろさんで



まるで昨日のことをなかったことにしてるみたいだった









「…不安。二口、やっぱ女子と男子で別れない？」





「どこが不安？だって男女でいたらナンパとか危ないことを避けれるじゃーん」





「うっ、そうだけどー」





「じゃあ４人でまわろうぜー」





『元からそうすれば良かったんじゃ…？』





なんて私の思いは伝えることなく４人でまわることになった







昨日のことも含めやっぱりにろさんとは馴染めない、絶対









不安な状態のまま電車に乗る









一番端にすわり隣はえなちゃん






和むからよかった、不穏な空気が流れないですむからよかった









「あのね、Aちゃん…」



『ん？』



「私ね…Aちゃんと打ち解けるか心配だったんだよ！あーよかった、めちゃくちゃいい子でって思ったの！絶対守るね！」









手をぎゅっとつかまれて満面な笑顔で言われる








ああ、友達なんだと実感した時だった

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