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79話 ページ30

sideA

撮影は少し滞っている様子です。

理由は分かりませんが。

アゲハさんがセットに入ってきました。

アゲハ「やっぱりシキさん、来はるって。」

アゲハ(終始、無表情やねぇ…いつも真顔っぽいけど、長く居れば喜怒哀楽は分かるんやけど…)

あら…

シキ「プリンセス!!」

あの人は本当に行動が早いですねぇ…

シキ「プリンセス…」

A『ごきげんよう、シキさん。』

シキ「プリンセスは意地悪ですねぇ…」

どこがです。

シキさんは私を抱きしめてはリボンを解く。

シキ「これはボクから離れていかないようにするリボンなのに。他の方が結ぶなんて以ての外です。」

貴方が欠席するから…

ていうか、シキさんそういうご趣味が…?

アゲハさんがスタッフさんに何かを言ってます…

そして、ぞろぞろとスタジオ撮影を後にしてます…

シキ「プリンセス…先日はとんだ無礼な事をしてしまいました。」



シキ「数日間、ボクを避けていたから酷くお怒りになったのかと…」

ただただ多忙だっただけです。

貴方もパリコレ間に合わせる為にも忙しかったのでしょう?

シキ「あぁ…数日ぶりのプリンセスです…」

余程、デザイン案が滞っているのでしょうか…

抱きしめつつも拘束されました。

シキ「プリンセス…?」

なんですか?

シキ「…何故何もお言葉を発せられないのでしょうか…やはりまだ許してもらえませんか?」

何か鼻がムズムズします…

A『ヘクシュッ…』

シキ「…おや、プリンセスのくしゃみ…なんて貴重な…!」

この人は何でも過剰な反応しますねぇ…

シキ「どうしてプリンセスはこうも愛らしいのでしょう…」

うっとりと私を見つめては

シキ「プリンセス…」

優しく抱き寄せられました。

A『…シキさん…』

シキは少し明るくなって

シキ「何でしょう。」

と笑ってます。

A『さっぱりとした温かいお茶が欲しいです。』

シキ「…かしこまりました。少々お待ちください。」

少し考えてから笑ってくれました。

シキさんと入れ違いにアゲハさんが戻ってきました。

アゲハ「ふふ、会えて嬉しい?」

A『シキさんはシキだなぁと思いました。』

とても楽しそうに笑ってます…

アゲハ「ふふ、なぁにぃ?」

A『何が楽しいのかと…』

アゲハ「ナイショ♪」

また内緒にされました…


アゲハ(シキさんに会えただけで嬉しそうになって素直やねぇ…ホンマに可愛いお人やわぁ…)

不思議な人達です。

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小夜子@元ペテン師(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございました。 (2019年6月30日 16時) (レス) id: 1fd9427035 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグくらいご確認下さい (2019年6月30日 16時) (レス) id: cc384a4978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年6月30日 16時

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