【ダンキラ!!!】コーチ科のお人形さん【TOXIC】2nd (ページ17)

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66話ページ17

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シキさんと2人で移動中です。

まひる｢あっ！A様ー！｣

わお。

A『はい？』

まひる｢A様の好きな物でぬいぐるみとか可愛すぎ～!!｣

あぁ、あの雑誌発売されたんですか。

シキ｢盲点でした。もう発売されていたとは。｣

A『普通、先に確認も兼ねて届くのでは？』

シキ｢合ったような気がします。失くしてませんよ、どこかにあるはずです。｣

それは失くしたと言います。

まひる｢A様の好きな物や嫌いな事について聞いてみたー！って表紙にあって買わなきゃっ！って思ってさー。｣

戦略に使われました。

まひる｢でも、コレどこも完売らしいよ！買えて良かったー！｣

良かったですねぇ。

まひるさんと一旦別れました。

シキ｢おや？｣

ん？

シキ｢キミ、ここはゴールド生専用スペースですよ。一般生徒は立ち入り禁止です。｣

おぼろ｢わわ…！｣

あらあら…

A『シキさん、彼は光国さんのチームメイトのおぼろさんですよ。』

おぼろ｢コーチ…｣

シキ｢おや、それは失敬。オーラがあまりにもなくて。｣

また傷口に塩を塗るような…

A『すみません、おぼろさん…シキさんの頭にデリカシーって言葉はなくてですね。』

シキ｢プリンセス、今の発言でボクの心は傷つきました。｣

A『あらあら大変。』

おぼろ(まるで他人事のように…)

A『そんな事より、シキさん。喉が乾きました。』

おぼろ(急な話題変更…！)

シキ｢今日はジメジメしてて湿度がありますからね。何にしましょうね。｣

A『アップルティーとかさっぱりしてて良いと思います！』

シキ｢ンフフフ、そうしましょうか。｣

A『おぼろさん、また後ほど。』

おぼろ｢え、あぁ…うん…｣

シキ｢存在の無さで逆に覚えました。お友達になりましょう。｣

こんな失礼な友達申請初めて見ました。

おぼろ｢と、友達…！？…友達少ないから良くわからない…｣

シキ｢奇遇ですね、ボクも友達少ないんです。｣

おぼろさんはあまりグイグイいかないから、

シキさんはグイグイ行き過ぎて逆に引かれるから…

対照的です。

A『私も友達というジャンルのお付き合いは無いに等しいのでは…？』

シキ｢プリンセスですから。｣

理由が明確じゃないんですが。

シキ｢ンフフフ、これからよろしくお願いしますね。｣

それよりも喉乾いた…

シキ｢お待たせしました。さて、何を付け合せにしましょう。｣

ルンルン気分で楽しそうで何よりです…