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36話 ページ37

sideA

シキ「…はぁ……」

寮に戻ると急に元気がなくなりました。

ソラ「どーしたんだ?」

わを。

シキ「ソラくぅん!!」

元気が戻って何よりです。

A『では、失礼しますね。』

シキ「…あっ…プリンセス…!」

A『また後でお電話しますから。』

そんな悲壮感漂わせなくても…

シキ「…プリンセス…」

「プリンセス、そろそろ門限ですよ。」

分かってます。

「いつもプリンセスは門限ギリギリ…早くいらして。」

わお。

シキ「プリンセス!ま、まだ…!」

A『後でお電話かけますし…』

シキ「プリンセスに会えない辛さ分かりますか。」

分かりません。

A『シキさん、時間ですから…』

シキ「…嫌です。」

何故〜…

A『シキさん…』

ど、どうしたら…

上に視線を上げれば悲しそうな顔をされています…

シキさんの目を見つめて、

A『お電話ではいけませんか…?』

シキ「…いけなくないです。待ってます。」

良かった。

A『では、ごきげんよう。』


シキ(あの人の無意識の色気は本当に毒ですね…)

シキ「あぁ…プリンセス……」



―部屋―

A『疲れました…』

「ふふ、プリンセスは愛されてますから。」

嬉しいは嬉しいんですが…

「お疲れなら入浴剤を入れてみたら?」

あ、その発想は無かったです。

女子寮は各部屋に1つ浴室があります。

男子寮は大浴場があるそうですが。

まあ、身体のしくみの諸々で大浴場はないです。

A『オススメあります?』

なんて口にすれば、

「これはどうです?」

「私のオススメは海外の」

「プリンセスは匂いがあまり強くないこちらを」

女性にも囲まれました。


さてと、電話かけましょうか。

Aいつ、お電話を差し上げれば良いですか?

すぐに電話かかってきました。

シキ【プリンセス!!】

わお。びっくり…

蛍【わ!蛇ノ目くん!五月蝿いよ!】

ええ、本当にすみません。

A『シキさん、夜ですよ。お静かに。』

シキ【プリンセスとのお電話を心待ちにしてましたから。】

寝てくれるでしょうか…


A『ふぁ…』

シキ【おや?睡魔が来ましたか?】

A『シキさんが起きているなら起きてますよ…』

シキ【ンフフ。プリンセス、お休みになってください。】

でも…

A『シキさん…寝てくれるまで…』

眠気が凄い……

シキ【おやすみなさい、ボクのプリンセス。】


翌朝、電話どころか充電すら切れてました。

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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので!!うれしいです!!!ありがとうございます! (2019年8月6日 1時) (レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います!!!!シキくんと創真くん最推しで!ありがとうございます!!頑張って下さい! (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年6月11日 12時

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