29話 ページ30
sideA
｢プリンセス！TOXICの蛇ノ目さんとお付き合いしているのですか！？｣
寮に帰ったら他のゴールド生に囲まれました。
A『…さあ…？』
公言して良いのか分かりませんし…
これで彼の評判が落ちたら困ります。
お茶飲もう。
共有スペースのカップを取り、ボタンを押し、飲みます。
…自分で作った方が良いですね。
これ飲んだら部屋に戻りましょうか。
｢蛇ノ目くんと接吻したんでしょう！？｣
！？
A『ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…』
｢プリンセス！？全くはしたない！｣
私悪くないです。
｢プリンセスはピュアなんですよ！口を慎みなさい！｣
ああ…私じゃなかった。
―男子寮―
sideシキ
昨日は絶望しましたが、今日はとても良い日でした。
アゲハ｢シキさん、Aさんと仲直り出来ましたん？｣
シキ｢ボク達は常に愛し合っていますから。｣
アゲハ｢そうやねぇ。｣
プリンセスの火照った頬と、その目がまたインスピレーションが働きますね。
シキ｢プリンセスはTOXICの中で1番の毒ですね。｣
その目を見ればたちまち動く事は困難でしょう。
その手に触れれば、我を忘れ溺れるでしょう。
白銀色の髪が揺れれば目を離す事は出来ない。
シキ｢あ、そうそう。アゲハくん。｣
アゲハ｢なぁにぃ？｣
シキ｢プリンセスは今までもボクのものですが、よりボクのものになりました。｣
アゲハ｢なんやの？そんなん当たり前やん。｣
プリンセスはボクの大切なもの且つ大切な人です。
シキ｢アゲハくん、知ってます？プリンセスの唇って甘いんですよ。｣
アゲハ｢へー、そうな…シキさんまさか！｣
シキ｢ンフフフ♪｣
予想通りの反応ですねぇ。
アゲハ｢シキさん！詳しく！｣
シキ｢ンフフフ。｣
今日はとても良い日です。
sideA
A『……シキさんって握力あるんですね。』
手跡が残りました。
そんなに痛くはなかったんですが…
A『…へへ…』
真剣な顔のシキさんは素敵です。
A『逆上せました……』
全部シキさんのせいです。
A『むぅ…』
ずっと付き合っていると聞かれていましたから、特別、明日から変わることはないです…よね…？
A『わを。』
メールが沢山来ました。
内容は殆どシキさんと私について。
こういうのって広まるの早いですよね。
シキさんが自慢して話すわけないと思います…
発端は誰ですか！
…………
明日にしよ。
おやすみなさい。
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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
