19話 ページ20
sideA
シキさんは、パリからの依頼の電話を受けているみたいです。
フランス語での応答なので。
そーっと扉を開けると
シキ「プリンセス、どちらまで?」
いつの間にか背後にいました。
電話の向こう側がガヤガヤしている事からまだお話中だと思います。
A『お電話の続き、どうぞ。』
ソファーに座り、肘掛けに寄っかかる。
シキ「oui」 (訳:はい。)
また、話始めました…
シキ「S'il vous plaît attendez un moment」 (訳:少々お待ちください。)
ケータイを置いて、私の両肩を持ちました…
A『シキさん、私の事は気にせず…』
シキさんに膝枕してもらってます…
何故?
そして、空いてる手で私を逃がさないように優しく拘束してます。
アゲハ「Aさんったら甘えん坊やねぇ。」
不本意です。
A『シキさんが、』
アゲハ「抵抗しなかったん?」
してないですけど…
アゲハ(プリンセスもシキさん大好きやからなぁ…)
笑顔ですね。
A『何か良いことでも?』
アゲハ「内緒♪」
あらら。
A『シキさんの電話長いです…』
アゲハ「依頼なんやろ?」
そうですね。
A『いい加減、この姿勢も飽きました。』
アゲハ「あ…」
ん?
シキ「静かにしてもらえますか?」
A『じゃあ、その手を退けてくださいますか?』
シキ(プリンセスの限界…!話はまだ終わらなそうですし…)
早く離してください。
あ、離れた。
手が解放されたので起き上がります。
ふう…
シキ「プリンセス、ボクを元気にしてください。」
A『ティラミスでも買ってくれば良いですか?』
シキ「モチベーションが上がらないんです。」
お仕事でしょう?
A『シキさんのモチベーションが分からないんですが…』
アゲハ「簡単や〜ん♡」
そうなんですか?
アゲハ「シキさんがAさんにいつもしている事すればええんちゃう?」
シキさんが私にいつもしている事…?
手を取り跪いて手にキス。
後ろから抱きしめる。
紅茶や映画を勧める。
A『…どれ?』
アゲハ「シキさんが喜ぶものはなんやろなぁ?」
A『ソラさん?』
シキ(確かにそうですけど…)
A『ソラさんの連絡先は…』
シキ「プリンセス!?まさか!」
A『コーチである以上、連絡先は持っておりますが。』
それが何か?
シキ「いけません!プリンセスはTOXICの専属です!例え彼だろうと不要です!」
アゲハ(違う火がついた……)
えぇー…
22人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので!!うれしいです!!!ありがとうございます! (2019年8月6日 1時) (レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います!!!!シキくんと創真くん最推しで!ありがとうございます!!頑張って下さい! (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年6月11日 12時