11話 ページ12
sideA
シキ｢プリンセス！｣
蛍｢プリンセス！｣
？？
A『はい。何でしょう…』
シキ｢プリンセス！影宮くんがボクに｣
蛍｢聞いてよ！プリンセス！折角綺麗になった部屋をたった2日も持たずに散らかして、僕は迷惑なんだ。｣
シキ｢神経質な方ですねぇ。別に良いじゃないですか。｣
何故、私に？
蛍｢蛇ノ目くん！3時間以内に部屋を掃除して！プリンセスをエトワールの専属にするよ！｣
シキ｢貴方の一存でボクの愛しきプリンセスが動くわけないでしょう。｣
蛍｢お願い！プリンセス！蛇ノ目くんを何とか説得させて欲しいんだ。そんな事出来るのは君しか居ないし！｣
変わったオーダーですね。
A『うーん…私はシキさんと同室でも構いませんが…』
実際に迷惑とキッパリ言いましたし…
シキ｢プリンセス！？それはボクにとっても喜ばしいんですが…ボクが落ち着けませんねぇ。｣
蛍｢プリンセスが穢されるくらいなら我慢するよ…！｣
そんな苦渋の決断のような顔にならなくても…
A『シキさん。絵の具の出しっぱなしはよろしくないですわ。』
シキ｢なっ！プリンセス!!!プリンセスはボクの味方ですよ。｣
味方ですけど。
味方というのも変ですが。
A『あ。寮長さんにお願いして、短時間だけ私もお掃除のお手伝いを……』
シキ｢いけません！｣
何故です。
シキ｢プリンセスにそんな御手間をかける訳には！｣
A『しかし、部屋の環境がよろしくないと体調にも悪影響を及ぼしますよ。シキさんには元気でいて欲しいです……』
蛍(プリンセスは芸達者だなぁ。)
シキ｢うっ……｣
蛍｢プリンセスは僕の味方で嬉しいよ。｣
だから味方とは？
A『シキさんには元気でいて欲しいです。』
創真｢プリンセス。｣
あら？
A『何でしょう？』
創真｢蛇ノ目くんは何してるの？｣
さあ…？
A『只今、自室を掃除するか否かの言い合いをしてまして…』
創真｢なるほどね。｣
A『男子寮の寮長さんは聖人さんでしたか？』
創真｢そうだよ…ってまさか｣
シキ｢プリンセス！貴女が穢れる事は許しません！｣
A『リーダーが体調崩されては困ります。あ、聖人さん!!』
居ました。
聖人｢ふふ。なぁに？｣
聖人(可愛いなぁ。)
A『少しの時間、女子が男子寮に入る事は可能ですか？』
聖人｢え？なんで？｣
シキ｢分かりました!!きちんと掃除しますから！｣
少し残念ですが。
A『一件落着ですね。』
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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
