10話 ページ11
sideA
シキ｢プリンセス。おや…？何をご覧になられているのです？｣
A『他のブランドも勉強するには良い機会ですよ。カタログは流行りに疎い私でも容易く情報を入手出来ますから。』
シキ｢なるほど。勉強熱心で感心します。｣
ちょっと暗い笑顔ですね。
A『まあ、どれもこれもピンと来るものはないですけど。その点、シキさんは素晴らしいと思います。』
たったワンフレーズで完璧に仕立ててくれますから。
あ、明るくなった。
シキ｢プリンセスのお望みを聞くのはボクの使命ですから。今後とも何なりとお申し付けください。｣
跪いて私の手の甲に口付けをされました…
アゲハ｢シキさーん。Aさーん。何してるーん？｣
A『さあ…？』
九十九｢どういう事だよ。｣
私にもよく分かりませんから…
シキ｢さ、プリンセスからのお褒めのお言葉も頂戴した事ですし、撮影を始めますよ。｣
シキ｢やはり、2人はボクの芸術を表現するには欠かせませんねぇ。｣
お似合いですね。
ちょっと退屈です。
シキ｢プリンセス、もう少しだけの辛抱ですよ。最近仕入れたティーセットでティータイムをご堪能ください。｣
まあ、猫のシルエットと音符が描かれた食器です。
A『なんて、お可愛らしいんでしょう。』
シキ(プリンセスの気分も上々ですね。)
ノエルさんから頂いた紅茶にしましょう。
タイマーをセットして本を読みます。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ。
A『シキさん、アゲハさん、九十九さん。紅茶の御用意が出来ましてよ。』
シキ｢おや、ボク達の分まで用意して下さったのですか。小休止と行きましょう。｣
九十九｢はぁ〜。なんだこれ。｣
A『頂いた紅茶です。』
アゲハ｢おブスには似合わんねぇ。Aさん。センスええわ〜。いただきますぅ。｣
どうぞ。
私というよりノエルさんですが…
シキ｢プリンセスはお優しいですね。差し入れに頂いたマカロンでも食べましょうか？｣
A『マカロンは好物です。誰からの差し入れですの？』
お礼を言わなければ。
シキ｢御安心を。ボクから言伝しておきます。生憎、今は席を外しているようですから。｣
あら、残念。
美味しいです。
シキ｢さ、後半も頑張りましょうね。｣
私は何を頑張れば…？
シキ｢プリンセス、映画でも観ますか？｣
わぁい。
アゲハ(Aさんはシキさんのモチベーション要員やから、退屈で出てかないようにしとるんやな…)
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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
