【ダンキラ!!!】コーチ科のお人形さん【TOXIC】

22話 ページ23

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レッスンルームに入りました。

シキ｢お待ちしておりました。プリンセス。｣

来て早々に壁とシキさんに挟まれました…

シキ｢プリンセス…嗚呼…美しい顔を拝ませて下さい。｣

うっとりとした表情で私を見つめます…

シキ｢いつまでも愛していますからね、例え貴女がボクにどんな言葉を投げかけても、どんな行動をしても。｣

わーお。

シキ｢プリンセス…ンフフフ……愛していますからね。｣

遂に会話が成立しなくなりました。

アゲハ｢電話に出えへんから余計に拗れたんとちゃう？｣

A『たかが半日、電話に出なかっただけで？』

アゲハ｢Aさんにとって、たかが半日。シキさんにとっては絶望の半日やろ？｣

絶望て。

アゲハ｢まーちゃんも災難やったなぁ？｣

何故？

まひる｢俺よりソラだよ。A様が喧嘩なんて珍しいって色んな人が言ってたよ？｣

A『私自身も人生初めてですので。』

ずっとシキさんに抱きしめられたままです。

A『シキさん、私言いましたよね？拘束されるのは嫌いだと。』

シキ｢……プリンセス…｣

なんでこういう時に仔犬のような顔をされるんでしょう…

A『…こ、今回だけですからね！』

まひる｢A様！？｣

アゲハ｢Aさん、優しいわぁ♡｣

シキ(甘いですねぇ、だからボクが監視しているんですが。)


｢Aさん！｣

メリーパニックの昇格試験でゴールド生になった人。

プリンセスって呼ばないのはこの人と三千世界とメリーパニックですね。

A『はい…』

応答しようとしたらシキさんに遮られました…

｢Aさんと…蛇ノ目さんって…｣

付き合っていません。その目、よく見ます。

シキ｢ええ、永遠の愛を誓い合ってます。｣

してません。

A『まーた、そうやって人を欺くのはおやめなさい。』

シキ｢ンフフフ。｣

全くもう…

アゲハ｢ラブラブやろ？｣

A『アゲハさんもからかわない。』

アゲハ｢はーい。｣

揶揄うの大好きですか。

九十九｢理解出来ねぇな、あの気色悪い野郎にされるがままってのが。｣

A『今回だけですから。』


蛍｢ね？謝らなくて良かったでしょ？｣

貴方は未来を先読む力でもあるんですか。

A『…ええ。』

アゲハ｢Aさん、お財布なんか出して何するん？｣

A『せめてお詫びの品を買おうかと。』

時間まだありますし。

シキ｢では、ボクの腕の中に居てください。｣

そんなんで良いんですか。

仲直り？出来ました…

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