月光 (ページ45)

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第45話 * ちょっとだけページ45

-櫻井翔-

今この楽屋には、俺と智くんしかいない。

しばしの沈黙。

それを破ったのは智くんだった。

智「翔くん、コーヒー飲む？」

翔「うん。ちょーだい。」

智「はい。」

翔「ありがと。」

智くんに淹れてもらったコーヒーを飲みながら
近くにあった新聞を広げる。

なんだか頭がクラクラしてきた。

風邪でも引いたかな。

しばらくぼーっと新聞を眺めていると
智くんがこんな話を始めた。

智「ねぇ翔くん。
おいらがもし能力者だって言ったらどーする？」

なんでまた急に。

最近の智くん、すごく変。

翔「何言ってんの。そんなわけないでしょ。」

智「例えばの話だよ。」

どーしても俺に答えさせたいのね。

翔「んー、どうだろうね。」

考えても分からない。

だって、そんなはずないから。

なんで急にこんな話をし出したのか
分かるはずもないけど。

貴方は何か知っているの？

智「ありえないよね。」

翔「ありえないよ。」

少し悲しそうに見えたのは気の所為かな。

智「翔くん、眠いんでしょ。」

そっか。だから頭がクラクラするんだ。

翔「ちょっとね。」

智「少し寝たら？起こしてあげるから。」

まだ新聞も読み終わってないけど
ちょっとだけならいいかな。

翔「じゃー起こしてね。」

俺はこの後、数分もしないうちに眠りについた。

この時もっと考えていれば。

智くんの話をちゃんと聞いていれば良かった。

智「おやすみ翔くん。」

To be continued ... 。

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どうも雪野です。

メンバーそれぞれが後悔し始めてますね。

一体これが何を意味するのか。

智くんの正体は知られてしまうのか。

これからどんどん解かれていきますからね !!

是非とも楽しみにして頂けたらと思います。

今後とも月光を宜しくです。