可愛い兎さんはサバナクロー生 [ツイステッドワンダーランド]

44羽 ページ44

グリム｢うっ、何だかわからねぇけど、コイツに睨まれると背中の毛がゾワゾワするんだゾ！｣



レオナ｢このレオナ様の尻尾を踏んでおいて何にもナシってそりゃねえだろ？気持ちよく寝てたところを起こされて機嫌が悪いんだ。歯の1本も置いてけよ｣



ユウ｢えええええ！？｣



グリム｢ユウ、早くずらかるんだゾ！｣



すると突然、ダンっ！！とものすごい音が植物園に響き渡る



レオナ｢！？｣



ユウ｢な、何！？｣



レオナ達が音のした方を振り向くと、Aが頬を膨らませ真っ赤な顔で睨んでいた



先ほどの音はAが無意識に地面に右足を叩きつけた時の音だったのだ



そしてそのままレオナに近づくと、小さい体からは想像もつかないような強い力でレオナの腕を引っ張って抱きつく



レオナ｢うおっ！？｣



貴方｢いつまでくっついてんのさっ…！！｣



そうAが叫ぶと、2人+1匹は唖然とする



グリム｢は……？｣



ユウ｢…えっと…もしかして、A先輩……｣



レオナ｢……嫉妬してんのか？｣



貴方｢さっきから2人とも距離が近過ぎる！レオナは私の彼氏なんだから私以外の女の子にそんなにくっつかないで！……って2人して何笑ってんの！！｣



ユウ｢いや、あのぉ…(やばい、ニヤニヤが止まらない…)｣



レオナ｢くくくっ……お前がそんな嫉妬するとはなぁ？｣



貴方｢なっ…！！だ、だってレオナかっこいいからそんなに近付いたらユウちゃんが好きになっちゃうじゃん…！！｣



ユウ｢いやそれはないです(即答)｣



すると、レオナは私を苦しいくらいに抱きしめる



レオナ｢くくっ、わかったわかった…だから落ち着けよ。あんま興奮すんなって｣



貴方｢ちょっ、苦しい…！私まだ怒ってるんだからね！｣



ユウ｢Aさん天使か……いつまでも見ていたい……｣



グリム｢ユ、ユウが突然拝みながら泣き出したんだゾ……というか、いつの間にかアイツの機嫌が良くなってるんだゾ！｣

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