団子屋の看板娘は結野家の遠い親戚の陰陽師。【神威落ち】 (ページ13)

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第１０符　結野衆頭目・晴明様！（外道丸まだです。ごめんなさい!!）ページ13

九州から来てたくさんの援助のもと、やっと着いた目的地・結野家の邸。

Aはこれ以上ないほど、緊張という名の渦に呑まれていた。
今更過ぎる事この上ないが、身体が固まって一歩も前に進めない状態だった。

神楽「どうしたアル、A？早く入るヨロシ」

こんのぉアマァァァ!! 人の気も知らんでええええ!!!(｀言´＋×)

今だけは神楽を呪おうとしているAに、沖田は・・・

沖田「まあ、ムリもねェさ。チャイナが人の気持ちに鈍感なのは、いつもの事だぜ。
俺はいつもそんな気持ちにさせられてるからな」

A『エ!? そうなのですかっ!!??』

神楽「オイそれ、どういうことアルカ!? いつも嫌なのは私のほうネ!!」

沖田「ばーか。そっちの話じゃねーよ」

Aは考えた。
・・・ん？ちょっと待つばい。もしかして沖田さんって・・・

そんなことを考えていると、背後からヤバイくらいの大きな呪力を感じた。

A『ッ!!??・・・アンタら！さがるばってん!!』

そのヤバイくらいの大きな呪力は、猛スピードでこちらに近づいてきてるのだ。
これは、陰陽師、式神だけが感じ取ることができる感覚。

土方「うおっ!? 急にどうした？」

新八「後ろのほうなんか見て・・・何か来るんですか??」

今まで黙っていた二人もAの急な叫びに驚いた。

すると、向こうからすごいスピードで何かがこっちへ突っ込んでくる。
おそらく人なのは確か。だが、決して普通の光景ではないのだ。

新八「ぎゃああああああああ!!!!???? なんだアレ!!??」

神楽「・・・・・・ん!? オイA、アレ妹萌えアル!! 結野晴明ヨ！」

A『なっ!?∑(◎д◎) 晴明様っ!!? なぜこのような所で
お暴れしてらっしゃるんですか!? 頭おかしゅーなりましたか!!』

Aはこちらに突っ込んでくる、狂ったネズミにむかって大声で叫びかけた。
それに気づいたソレは「ぬっ!?」と訝し気に声を発した。

晴明「お主、Aではないか！やっと江戸に着いたか。
で、ココで何しとるのじゃ？」

新八「アンタが何やってんだよ！登場の仕方怖すぎます！」

新八のツッコミで、晴明はやっと神楽と新八に気づいた。

晴明「新八と神楽ではないか！久しいな。今日はあのバカは一緒じゃないのか？」

神楽「よう、妹萌え！銀ちゃんなら３００年前に絶滅したアル」

銀時「死んでねえええええええええ!!!」

と、その時頭上から白いモジャモジャが降ってきた。