ガラスの靴見つけた（JW） (ページ7)

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初練習会　～２～ページ7

中「基礎練のあとは踊りこみです。まずワルツから。一回生は一列に並んでください。」

誰が入ってくれるかな・・あ、藤井先輩だ。

中「はい、上級生入りましたか？。一回生女子は先輩の動きについていくだけでいいです。体を楽にしてね。一回生男子は先輩によくリードの仕方を聞きながら踊ってみてください。男女とも上級生は、ホールド(男女で向かい合って組む、いわゆる「ダンス」という感じの組み方)をよく教えてあげてください。では組んでください」

えーと、パートナーは右手でリーダーの左手を握って、えーとえーと・・

藤「はい、ボディはお互い右の腰を密着させて、」

って、ふ、藤井先輩の両手が私の腰の両側に/// ひゃぁぁ、こんなに腰がくっつくの？！////

藤「んで、両腕を広げて、右手は俺の左手を握って、左手は俺の右上腕にそっと添える。上体は少し左に反らす感じね。体はとにかく楽にして俺の動きについてきてくれればいいから。ほいいくで」
三拍子の心地よい曲が始まった。すごく緊張するけど、とにかく藤井先輩の動きに合わせてついていこう。
うわぁ、気持ちいい・・ふわっとして。基本的なステップを繰り返し踊っているだけなんだけど、なんだろうこの感覚。自分が羽になったみたい・・。
もっと踊っていたいってそんなことを感じているうちにあっという間に曲が終わった。
いったん礼をして先輩たちが下がったとき、藤井先輩が私のほうをちらちら見ながら中間先輩に耳打ちをしていた。
何かまずいことをしちゃったのかな・・？調子に乗って藤井先輩に迷惑をかけてしまったかな・・？って考えているうちに続いて同様に三曲ワルツの練習で、かわるがわる小瀧先輩、中間先輩、濵田先輩が入ってくれた。