24. Yside ページ24
過呼吸を起こしたあの日以来、
ゆみの様子が少しおかしくなった。
部屋にこもりきりで、たまに出てきたかと思えばトイレで吐く。嗚咽も聞こえる。
相当な精神的ダメージを受けたのだろう。
あのクソジジイ、許さん。
そんなある日、thatから電話がかかってきた。
Y｢もしもし？｣
th｢ねぇ、ゆみちゃんってSLHの家住んでるんだよね？今いる？｣
Y｢いるけど……何？｣
th｢今日からバイトで来てもらう予定だったんだけど、なかなか来ないから…｣
Y｢はぁ!?｣
ゆみがビンキーでバイト!?
あんな体調なのに、いつそんな話取り付けたんだ………
th｢先週の…確か木曜あたりに急に店来てさ。ちょうど1人バイト辞めちゃったところだったから、OKしたの。｣
先週の木曜…………倒れた日だ。
てことは、ビンキー行った帰りにあれが起こったのか。なるほど。それなら合点がいく。
事情を説明し、しばらく働けそうにない旨を伝えた。
th｢わかった。お大事にって伝えておいて。元気になるまで待ってるからね。｣
Y｢ありがとう。伝えとくわ。｣
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Y｢……ゆみ｣
寝ていたみたいだけど、仕方ないので起こす。
Y｢お前、バイトするつもりだったん？｣
ゆ｢はい。……………あっ!!｣
Y｢thatから電話来たよ。事情説明して、しばらく行けそうにないって伝えておいた。｣
ゆ｢…………すみません…………｣
Y｢それにしても、どうして急にバイトを？｣
ゆ｢…………自立、しなきゃと思って｣
Y｢自立？｣
ゆ｢このままだと、ただこの家のお荷物になるだけだと思って………いつ追い出されるかと思うと怖くて……………
働いて、お小遣いくらいは自分で稼げる人になれれば、まだここに居させてもらえるのではないか、と…………｣
Y｢なるほどねぇ……｣
Y｢追い出すつもりは全くなかったけど、バイトしたいって気持ちがあるなら応援する。ただ、次からはスケジュール管理ちゃんとしろよ？｣
ゆ｢はい………本当にすみませんでした………｣
Y｢体調戻ったら、自分からも謝りに行きなね？わかった？｣
ゆ｢はい。｣
できれば、バイト始めるのは父親の件が解決してからにしてほしいな…じゃないと不安で…
そう思ったけど、何故か口にできなかった。
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まゆ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてました！もしよろしければ、続編作って頂きたいです！これからも応援してます！ (2020年3月2日 20時) (
レス) id: 933a65580f (このIDを非表示/違反報告)
雪 - コメントの返信ありがとうございます！分かりました｡我儘言ってすみませんでした。細かい説明までつけて下さり本当ありがとうございます！ (2020年2月26日 19時) (レス) id: 47c1c6a883 (このIDを非表示/違反報告)
木乃実(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！今後名前についてのエピソードを出すつもりでいて、変更できるようにしてしまうとそのエピソードを書くのが難しくなってしまうと思っているので、このままで行こうと思っています。すみません…これからも読んでくださると嬉しいです！ (2020年2月26日 1時) (レス) id: 01d1c66741 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - とても楽しく読ませていただいています！我儘で申し訳無いのですが主人公の名前を変更できるようにしてほしいです｡大変でしたらこのままでも大丈夫です！更新頑張ってください！ (2020年2月26日 0時) (レス) id: 47c1c6a883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木乃実 | 作成日時：2020年2月25日 23時
