21話 ページ21
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「ど、どしたん？」
『なんでもないです…』
「何でもないことあらへんやろ…」
ギシとソファーが軋んで、秋吉さんが慌てて立ち上がった音が聞こえる。
パタパタと聞こえる足音。
近くに感じる人の気配に、胸が跳ねる。
ぽんと頭に乗った柔らかい手のひらに、顔を上げた。
潤んだ視界いっぱいに映る秋吉さんからは、私を心配してくれている気持ちが痛いくらいに伝わってきた。
優しくて、暖かい手のひらに強張っていた心が解れる。
『ありがとう…ございます』
「ええって。…っあ、いや、触ったんは、違っ！変な意味は、無いからっ！」
『ありがとう、ございます…』
いよいよ本格的に泣き出した私に、秋吉さんが慌てふためいた。
申し訳なくてすぐに涙を止めようとすればするほど、堰を切ったように溢れ出す。
止まらない涙に苦戦する私の耳を、遠くで鳴り響く入店音が貫く。
やばい、お客さんだ。
手の甲で目を擦ってレジに行こうとする私を、秋吉さんが止める。
そのまま自分の制服を羽織ると、さっさとレジに行ってしまった。
「俺がやるから、落ち着いてから出といで」
『でも、休憩…』
「じゃあ明日、今日の休憩分までちょうだいな」
らっしゃぁせー、と気の抜けた挨拶をする秋吉さんに甘えて、ソファーに座る。
じんわりと優しさが心に染みて、不安定になっていた気持ちはゆっくりと落ち着いていった。
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オドル・チャイコフスキー(プロフ) - 名無しさんさん» 本当ですか！？迷惑だなんてとんでもないです…！またお時間の大丈夫な時に送っていただけましたら嬉しいです！ (2022年2月24日 10時) (
レス) id: 69edd5c767 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - オドル・チャイコフスキーさん» また落ち着いたらゆっくりデジタルで綺麗に描きたいです…（ ; ; ）また描けたら送っても良いですか…！？（迷惑） (2022年2月24日 0時) (レス) id: 7dbff3fa59 (このIDを非表示/違反報告)
オドル・チャイコフスキー(プロフ) - 名無しさんさん» ありがとうございます！大事に保存させていただきました！宝物です…！！ (2022年2月24日 0時) (レス) id: 69edd5c767 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - オドル・チャイコフスキーさん» わあ〜！！喜んでいただけて嬉しいです〜！！！！！あんな雑なものでよろしければカメラロールにお邪魔させてやってください…！！m(__)m (2022年2月23日 15時) (レス) id: 7dbff3fa59 (このIDを非表示/違反報告)
オドル・チャイコフスキー(プロフ) - 名無しさんさん» コメントありがとうございます！素敵なお言葉に加えて、イラストまで…すごくすごく嬉しいです！こちらのイラスト、保存させていただいてもよろしいですか？ (2022年2月22日 20時) (レス) id: 69edd5c767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オドル・チャイコフスキー | 作成日時：2022年1月16日 17時
