2話 ページ2
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すっかり慣れきった夜勤バイトで、これから新人に仕事内容を教えなきゃいけないと思うと気が重い。
脳内を締める"めんどくさ！"の感情が顔に出ていたのか、店長は俺を見て愉快そうに笑った。
「俺ももうジジイだから、夜勤は体に堪えるんだよね。休ませてよ。オーナーも、秋吉だったら任せられる言ってたし」
「…そんなんでええんすか？」
「あと新人っていっても夜勤の経験あるから、秋吉が教えることもそんなに無いと思うよ。前働いてたコンビニが潰れたから、うちに来ただけで」
「潰れたって、商店街のとこのコンビニすか？」
「そうそう」
「あー、あそこか」
「19歳、コンビニの夜勤経験者、あとオーナーの姪」
「オーナーの姪！？そんなん面接せんでも採用やん！」
「顔も可愛いよ。難波で地下アイドルやってるみたいだし」
お前そういうの詳しいんじゃないの？と半笑いで言われて、首を横に振る。
地下アイドル詳しい顔なだけで、全然知らへんから。
「いつから来るんすか？その子」
「お前が会うのは来週かな。一応今週に研修で昼も入ってもらって、夜勤はその後からだから。…ああそうだ、新人の子の初夜勤の時は、俺と秋吉と3人で入ろうと思ってるから」
「そん時いります？俺」
「まあ再来週からその子と2人になるんだから、俺がいるうちに挨拶しておいたら？いきなり2人は気まずいでしょ」
チョキチョキとハサミを動かして、切り屑を捨てた店長が、ネームホルダーと呟きながら立ち上がる。
棚を開けて、書類の山を探って。
どうやらずっと、新人の子の名札を作ってたようだ。
「百瀬…？ももせ、ですか？読み方」
「そうそう、百瀬Aちゃん」
正式な名札が届くまでの間使う、画用紙で作った簡易的な名札を覗き込む。
店長の汚い字で書かれた名字を読めば、聞いても無いのに名前まで教えてくれた。
いじめちゃ駄目だよ、と笑う店長に舌を出す。
陰湿なイジメやりそう顔なだけで、俺は女の子イジメるなんか絶対せえへんねんから。
それにしても、百瀬、か。
俺はつくづく「もも」という言葉に縁があるみたいだ。
いったい百瀬さんは、どんな子なんやろう。
一緒に夜勤するわけやし仲良くできればいいなとか、まだ見ぬその子にぼんやりと思いを馳せた。
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オドル・チャイコフスキー(プロフ) - 名無しさんさん» 本当ですか！？迷惑だなんてとんでもないです…！またお時間の大丈夫な時に送っていただけましたら嬉しいです！ (2022年2月24日 10時) (
レス) id: 69edd5c767 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - オドル・チャイコフスキーさん» また落ち着いたらゆっくりデジタルで綺麗に描きたいです…（ ; ; ）また描けたら送っても良いですか…！？（迷惑） (2022年2月24日 0時) (レス) id: 7dbff3fa59 (このIDを非表示/違反報告)
オドル・チャイコフスキー(プロフ) - 名無しさんさん» ありがとうございます！大事に保存させていただきました！宝物です…！！ (2022年2月24日 0時) (レス) id: 69edd5c767 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - オドル・チャイコフスキーさん» わあ〜！！喜んでいただけて嬉しいです〜！！！！！あんな雑なものでよろしければカメラロールにお邪魔させてやってください…！！m(__)m (2022年2月23日 15時) (レス) id: 7dbff3fa59 (このIDを非表示/違反報告)
オドル・チャイコフスキー(プロフ) - 名無しさんさん» コメントありがとうございます！素敵なお言葉に加えて、イラストまで…すごくすごく嬉しいです！こちらのイラスト、保存させていただいてもよろしいですか？ (2022年2月22日 20時) (レス) id: 69edd5c767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オドル・チャイコフスキー | 作成日時：2022年1月16日 17時
