優しき君へ

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て「昔々、あるところに、
1人の女の子がいました。

彼女は明るくいつも笑顔でノリもよく優しく、
高校では、フレンドリーな性格のせいなのか
男女から人気者でした。」



え？これ昔話？？
なにこれ？

誰のことや……もしかして…



り「ダンスが得意で、高校の文化祭では、誰よりも
声援が多く、圧巻なオーラを1人で放ち、
ダンスの技術も抜群で、周りから1人置かれる存
在でした」


それは紛れもなく、
私のことだった。



『…え。、ちょっと…なに？
これ、生放送やよ？？…』



と「いいから、黙って聞いてて。

彼女は、下ネタで笑うし、俺らのノリにも普通
にのる。女子にしては珍しいキャラだし、アホ
でほんとに面白い気が使えるいい奴で、
気づいたらめちゃくちゃ仲良くなってて、
高校を卒業しても、よく遊んでました
そして、大学に入り、
youtuberというものを一緒にやるメンバーの一
員になりました」


虫「 その見た目の可愛らしさとは逆に、
さっぱりとした性格、いじられキャラ
アホさ加減にたくさんのリスナーさんから支持
を得るようになりました。

ただ、メンバー唯一の女子ということで
一部のリスナーから、批判やアンチが
くるようになりました。

しかし、彼女は言いました。
全然気にしてないと。 」


て「 バカな俺らはその言葉を信じ炎上などがあって
も、彼女のことを気遣うことなどできていませ
んでした。普通に ネタで使っていたり、いじっ
たりしていました。

そんな彼女でも、欠点があることを忘れていま
した。

…強がること、自分より他人優先すること
悩みをあまり話さないこと。
全て1人で抱えこむこと

彼女は突然僕らに動画をしばらくでないと言
いました」


り「彼女はそんなこと言う奴じゃないので、
変だなと思いました。

そこには、明らかな真実がありました。

ある女性の過激なリスナー達から脅されていたの
です。

東海オンエアの動画にでたら
虫眼鏡の彼女の顔写真や
てつややとしみつの家を流出させると 」

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