あなたが好きです。8 ページ36
※Asaid
私の言葉を聞いた観月さんは、悲しそうに眉を下げて無理をして笑顔を作っているような気がする。
観月「...すみません...。Aさんはやっぱり優し過ぎます...。こんな状況になったら普通俺とは距離を取りたいって思うはずなのに...。...ありがとうございます...。
じゃあまだ...俺はAさんとご飯食べたりしていいんですね...!」
A「もちろんですよ、観月さんには今まで沢山助けてもらって来ましたから...当たり前ですよ!」
観月さんが泣きそうになってるのを頑張ってこらえてるのを私にはすごく伝わってきた。
観月「Aさん...。
あの...それで...Aさんに1つだけ聞きたいことがあるんですけど...。」
A「はい。」
観月「Aさんの彼氏さんってどんな人なんですか?後ろ姿と横顔は見たんですけど...。」
A「えっ。」
アイドルの一ノ瀬トキヤですなんて言えない!!
A「えっと...私には釣り合わないくらいとっても...かっこよくて、優しくしてくれて、いつでも私を助けてくれて、私を思ってくれて...。恥ずかしながら、まだ沢山あります...。」
観月「ふふ、Aさん彼氏さんのこと大好きなんですね!」
A「大...好きです...。」
観月「!...Aさんがそこまで言うような彼氏さん...会ってみたいです。」
A「そっ、それはちょっと無理です!!」
観月「あっすみません、冗談ですよ。」
A「観月さんまでトキヤみたいなこと言うんですね...。」
観月「トキヤ?」
しまった!!
A「えっ、あっはい!トキヤって、名前なんです私の彼氏!あははは...。」
観月「トキヤってどっかで聞いたことあるような...。」
A「よ、よく聞く名前ですよトキヤなんて!!」
観月「俺は初めて聞きました...。」
A「そうなんですかあはははは...!」
冷や汗が首や背中をつたう。
人気アイドルのトキヤがまさか一般人の人と恋愛してるなんてバレてしまったらトキヤがアイドル出来なくなっちゃう...!
観月「...トキヤ...ですか...。」
A「何か言いました?」
観月「あっ、いいえ!何も!!」
※トキヤsaid
車で15分ほど移動すると見たことのある道に車が入った。車はゆっくりとスピードを落としてある洋食店の目の前の車道の端に止まった。
この店は前にAさんとスパゲッティーを食べに行った店ですね...。
確かAさんの働く会社の「男」の同僚に紹介されて知った店、でしたっけ?
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流(プロフ) - 獅壊琉さん» こちらこそお久しぶりです...。いえ!お気になさらず!最近本当に更新が減ってしまったので私が謝るべきです。すみませんでした...。 (2016年1月3日 2時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉 - お久しぶりでーす……感想書けなくてすいません…12月入って取り上げられて……もう大丈夫です!多分… 本当にすいません… (2015年12月29日 18時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 瑠美さん» 続編いきました!そろそろ真斗の出番ですよ! (2015年12月27日 0時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
瑠美 - 流さん» 喧嘩する程仲が、良いと言います。(^o^;)トキヤ胸の奥で、何が切れたのかしら?(´・ω・`)?理性?(´・ω・`)? (2015年12月23日 5時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 瑠美さん» 毎回ケンカをする流れになってばかりですみません... (2015年12月22日 20時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2015年10月1日 22時