終わりの始まり 6 ページ48
※音也said
翔達と同じようにトキヤの記憶が無くなってしまった事を話した。それを聞いた七海はその場で泣き出してしまった。
春歌「ど...どうして...一ノ瀬さんが...。うぅ...。」
泣きじゃくる七海に真斗がハンカチを渡していた。
レン「イッチー...。どうして記憶喪失になんかなってしまったんだ...。」
セシル「トキヤ...ドウシテ...？」
そんな３人を目の前にトキヤは目を落として
トキヤ「俺に...俺にだって分からないさ何でこうなったのか！！全然全く！！思い出したい！でも...！...っ...痛い...！」
そう叫んだ後頭を抑えて苦しみ出すトキヤ。
真斗「大丈夫か一ノ瀬！？」
俺の後ろから真斗が飛び出してきた。
音也「トキヤ！」
春歌「だっ大丈夫ですか！？」
レン「あ...ごめんよ...イッチー...」
セシル「ぁ...。」
呆然と立ち尽くすレンとセシル。
トキヤ「お...お願いだから...皆帰って...。今は...一人になりたい...。」
そう言われた俺達はすぐに病室から出た。
皆いつも会えば笑顔なのに、今は暗くて悲しい表情をしてる。俺を含めて。七海はさっきから泣いてばかりだ。
音也「あの...仕事中に呼び出してごめん皆...。明日は俺ずっとトキヤの病室にいて様子を見るから...落ち着いたらまた皆に連絡するよ...。」
真斗「...すまない...。」
レン「ありがとう...。」
那月「お願いします...。」
セシル「ハイ...ありがとうオトヤ...。」
七海「わ...私も...」
音也「大丈夫だよ...七海。トキヤの事を心配してくれてありがとう。」
七海「い...いいえすみません...。」
そんなに泣かないで七海...。
※Asaid
会社の勤めが終わり、家に着くとソファに寝転がる。壁掛けの時計の針の音が響く部屋に私は一人。
ぼんやりと過ごす毎日。一人でいることが増えた。なんでまだ引きずってるのかなあの日を...。もう半月も経ったんだから...慣れなきゃ...。テレビで真斗やトキヤを見かけるとどうしようもなく胸が苦しくて痛くなる。
会いたい...会ってまた...沢山お喋りしたいよ...
そういう時は...
オーディオに電源をいれて一月ほど前にリリースされた真斗とトキヤのデュエット曲を流す。
二人の歌は本当に本当に大好き。何回聴いても飽きない。むしろまた聴きたくなってしまう...。それくらい引き込まれる歌声。
二人の重なりあうハーモニーは、まるで二人が私に歌いかけているようにすら感じる。
ORIGINAL RESONANCE...
耳元で囁かれた気がしたーーー
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瑠美 - いよいよ、記憶の無い、トキヤとご対面。 (2015年9月30日 5時) (
レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉（しえる）(プロフ) - あ、やっべ間違えたwでも私もORIGINAL RSONANCEが大好きです。一日に3回ぐらい聞いてます！w 音也は夢主ちゃんにトキヤのことを話す感じだけど、それを聞いた夢主ちゃんはどうなるかな？やっぱ悲しいな… (2015年9月29日 23時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - しえるさんへ 歌詞が二人だけの秘密ではなくて奇跡ですよ〜☆私はORIGINAL RESONANCE大好きで毎日聴いてますー (2015年9月29日 22時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 瑠美さんへ 主人公はトキヤが記憶を無くしてしまったことを知って耐えられるのでしょうか... (2015年9月29日 22時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉（しえる）(プロフ) - ORIGINAL RSONANCE………聞いたことあるしこの話にピッタリ!! 誰にも負けやしない 二人だけの秘密 捧げたい ORIGINAL RSONANCE…… (2015年9月29日 6時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2015年7月22日 21時
