終わりの始まり 1 ページ43
※Asaid
？「...さん！...さん！大丈夫ですか...Aさん！？」
A「え...あっ観月さん！すみません、ぼんやりしてました...。」
デスクに座ったまま観月さんに頭を下げて謝る私。私は一体何をやってるんだろう。
観月「なんだか最近Aさん顔色が悪いですよ...しっかり寝てください...体調に悪いですから...。」
顔を上げると観月さんは真剣な顔をしていた。
そんなに観月さんを心配させていたのか私は...。
A「すみません...。」
観月「そ、そんなっ...俺に謝る必要なんてないですよっ！ただ俺はーーー...やっぱり何でもないです...。」
A「は、はい...。」
観月さんはとても優しくて、私なんかの事を気にかけてくれるから時々甘えてしまいたくなってしまう。
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※観月said
昼休み、俺は自分のデスクの上にコンビニで買ってきたサンドイッチを広げて食べていた。
観月「はぁ...また告白出来なかった...。」
遥「あらあら観月くん女々しいわねぇ〜。」
観月「う、うるさい！ってわっ！！遥か...驚かさないでよ...。」
俺の肩に手を置いて同情している、かのように見える遥。
遥「いい加減告ったらどうだよ...そのうち誰かにAちゃん取られちまうぞ？あの子結構社内じゃ人気だしなぁ...。」
観月「分かってる！でも...いざAさんを前にすると上手くいかなくて...。どうしてかな...。」
遥「...お前産まれてくる性別間違えたな。」
観月「だまれ。」
そうだよな...早く告白しなくちゃ誰かに取られちゃうよな...それだけは絶対に嫌だ。
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※トキヤsaid
雨の勢いが激しい。私を止めどなく打ち付ける。
何故私はこんな雨降りに外を歩き回っているのでしょうか？
あぁ、思い出しました。
また...Aさんに出会った場所へ行けばAさんに会えると思い、仕事終わりに寄ったのですが、急に雨が降りだしたのでした。
あたりに目を向けると、雨で濡れて黒くなったアスファルトが自動車のランプの光を反射して、綺麗な、幻想的な世界を生み出していました。
しばらく歩いて、やっとAさんと出会った軒下に着くと、彼女と出会った時の様子が走馬灯のように頭を駆け巡る。
私の軽い返事だけで私を一ノ瀬トキヤだと見抜いてしまったAさん。あの時のAさんの嬉しそうな笑顔は忘れられません。
思うことは唯一つ。
...またあなたに会いたいーーー
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瑠美 - いよいよ、記憶の無い、トキヤとご対面。 (2015年9月30日 5時) (
レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉（しえる）(プロフ) - あ、やっべ間違えたwでも私もORIGINAL RSONANCEが大好きです。一日に3回ぐらい聞いてます！w 音也は夢主ちゃんにトキヤのことを話す感じだけど、それを聞いた夢主ちゃんはどうなるかな？やっぱ悲しいな… (2015年9月29日 23時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - しえるさんへ 歌詞が二人だけの秘密ではなくて奇跡ですよ〜☆私はORIGINAL RESONANCE大好きで毎日聴いてますー (2015年9月29日 22時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 瑠美さんへ 主人公はトキヤが記憶を無くしてしまったことを知って耐えられるのでしょうか... (2015年9月29日 22時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉（しえる）(プロフ) - ORIGINAL RSONANCE………聞いたことあるしこの話にピッタリ!! 誰にも負けやしない 二人だけの秘密 捧げたい ORIGINAL RSONANCE…… (2015年9月29日 6時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2015年7月22日 21時
