最悪...17 ページ17
※Aside
さっきからトキヤの様子が変だなとは思っていたけど、高熱が出てるなんて...！！
トキヤ「すーーー」
A「す？」
トキヤ「......。」
A「ト、トキヤ！？大丈夫！？しっかりして！！ど、どうしよ...助けようにも細い路地に入っちゃって人がいないし...！」
どうしよ...どうしよ...！！
っていうか...あのトキヤさん...。
か、体が密着し過ぎだよ...。
って！
そうじゃないだろ！！トキヤ苦しそうだし...。
ピルルルルル♪ピルルルルル♪
A「こんな時に電話！？」
鞄から慌ててスマホを出して
A「真斗！？ ピッ... もしもし！！」
真斗「今どこにいるんだ？」
A「あのね！真斗！！トキヤがね、トキヤが熱を出したちゃって！」
真斗「落ち着けA！今お前の元へ向かう！！待っていろ！」
A「うん！ありがとう！」
真斗「今どこにいる？」
A「○○町のコンビニの近くの左へ行った道！」
真斗「分かった！今行くぞ！」
ピッ
真斗...早く！！
真斗「A！！」
A「真斗こっち！」
私達のいる細い路地の向こう側から真斗が息を切らして走って来た。
安心して私はホッと胸を撫で下ろした。
A「トキヤが！高い熱を出しちゃって！私どうしたら...！」
真斗「俺が一ノ瀬をおぶる。Aは一ノ瀬の鞄を持ってくれ！」
A「うん、分かった！真斗ありがとう！」
変装はしていても、二人はアイドルだから街中を歩く事は出来ない。
だから真斗はタクシーを呼んで三人で家へ帰った。
トキヤをベッドに寝かせて一安心した私はふぅっとソファに腰を下ろした。
そんな私を見た真斗は私のためにお茶をいれてくれた。
真斗「茶を飲み一息ついたらどうだ？」
湯気の出ている湯のみを私に差し出して、私の隣に座る真斗。
A「ありがとう。」
ちょうどいい温かさのお茶。
見ているだけでも体がリラックスされていく。
A「美味しい...。」
真斗「そうか、それは良かった。」
いつもの真っ直ぐした眉を八の字にして、ふわりと優しく笑う真斗。
真斗「あの...A。今日の食事は楽しかったか...？」
A「うん、そりゃあだってトキヤとだからね。」
真斗「そうか...。」
そう言って下を向いてしまう真斗。
A「どうかした？」
すると今度は顔をバッと上げて言う。
真斗「今度一緒に食事に行かないか？」
A「もちろん。」
そしたら真斗は嬉しそうに微笑んだ。
真斗「ありがとう。」
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瑠美 - いよいよ、記憶の無い、トキヤとご対面。 (2015年9月30日 5時) (
レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉（しえる）(プロフ) - あ、やっべ間違えたwでも私もORIGINAL RSONANCEが大好きです。一日に3回ぐらい聞いてます！w 音也は夢主ちゃんにトキヤのことを話す感じだけど、それを聞いた夢主ちゃんはどうなるかな？やっぱ悲しいな… (2015年9月29日 23時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - しえるさんへ 歌詞が二人だけの秘密ではなくて奇跡ですよ〜☆私はORIGINAL RESONANCE大好きで毎日聴いてますー (2015年9月29日 22時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 瑠美さんへ 主人公はトキヤが記憶を無くしてしまったことを知って耐えられるのでしょうか... (2015年9月29日 22時) (レス) id: 8c6393e111 (このIDを非表示/違反報告)
獅壊琉（しえる）(プロフ) - ORIGINAL RSONANCE………聞いたことあるしこの話にピッタリ!! 誰にも負けやしない 二人だけの秘密 捧げたい ORIGINAL RSONANCE…… (2015年9月29日 6時) (レス) id: 7078120cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流 | 作成日時：2015年7月22日 21時
