第7話 ページ9
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携帯をポケットに入れ、下を向く。
……ぁあ、逃げ出したい。
少しでも、お母さんに私の事を心配してほしかった
だけど、お母さんは矢島さんのほうが
大切だったらしい。
実の娘でも……こんなに差が出るのか。
……でもね、そりゃそうだよね。
出来損ないと出来る人は扱いが違うの。
そんなの……小さい頃から分かってたじゃん
なにを……無駄な勇気を出していたのだろう
あ「……」
まだ、胸の痛みはひかないまま。
だけどそろそろ蛍達のところにいかなきゃだ。
そろそろ様子を見に来そうだし、
痛む胸をほっといて蛍の部屋の方向に足を歩かせた
あ「……???」
なぜだろう。部屋に行く途中、
少し焦げた匂いが蛍の部屋の窓から
していたが気にしないどこう
少しツンっとしていた焦げた匂いとともに
ドアを開ければ、
あ「ぇ。」
余計に強くなる焦げた匂い。
部屋にはいった瞬間にはさらに強くなった。
そして_
松「おぉ、A!みろ!俺とゆっきーが作ったタコ焼きを!」
とエプロン姿の金髪イケメンさん。
第一声がそれかい、なんて思いながらも
とりあえず座ってテーブルを見ると
私の目の前には真っ黒な黒い玉。
……まさか、たこやき??いや、違う。
こんな黒いたこ焼き見たことない。
あ「なんですかこれは……?」
雪「えっ、タコ焼きだよ〜」
まさかのたこ焼き。
あ「当たり前のように言っているあなたが怖いです」
そう雪村さんという人にいっあとに
私の視界には、
あ「蛍、、、?」
蛍が倒れていた。
寝ちゃったのかな?なんて考えてると…
雪「あーぁ、立花くんね、タコ焼き食べたら急に倒れちゃって」
と エ□ゲーをやりながら答えてきた
とんでもない答えがかえってきたよ。
たこ焼きって食べると気絶するものだったっけ。
と思いつつも
あ「これ、あなた達が作ったんですよね?」
こんな事を聞いてみる
松「当たり前だ!俺とゆっきーが作ったからな」
雪「作ったよー」
すっごいドヤ顔。
まぁ、とにかく、タコ焼きは後にして
あ「二人のことよく教えてくださいませんか?」
松「りょーかい。」
雪「Aくんはなにが知りたい?なに?3サイズ?」
あ「違います」
松「ほんとか?」
あれ?
雪「あれー?やっぱり興味あるんだぁ」
いつの間にか
あ「ありませんよっ」
胸の痛みは消えていた
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2015年4月27日 8時