第13話 ページ15
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蛍サイド
蛍「…………」
驚いた。……あの笑わないAが笑っていた。
それに加えて
____
あ「…心配しなくていいよ…私は蛍を抜かすから。」
____
なんて言ったA。
…………あんな強気なA初めて見た
正直、驚きがありすぎて戸惑っている。
多分…
Aは松岡さんと雪村さんの事が、信頼 できる
そう思っている
……いや、そう思ったから。
だから、笑ったんだよね?
蛍「……」
でもな、A。
蛍「立花はAに抜かされない。」
松岡さんと雪村さんの隣は
絶対に渡さない。
一緒のチームになってとはいったけど。
誰も松岡さんたちの隣は渡すなんていってないから
〜あなたサイド〜
蛍「立花はAに抜かされない。」
あ「いや、抜かす……」
ピリピリとした空気がこの部屋をいっぱいにする。
……どれほど、立花に言われようが
絶対に抜かす、もう諦めるなんて絶対しない。
と思っていると
蛍「Aはどれほど頑張ったって
努力したって立花をこえれない。」
あ「っ…………」
蛍から言われた言葉は心底私に
ショックをあたえた。
……どれほど馬鹿にされるのか
…でも、これは言い返せない
だって、頑張ったって努力したって
蛍をこえれないのは事実だから
いつも1歩先へいく蛍の背中をいつも見てた。
……だけど………今回は…!!
あ「確かに、どれほど頑張ったって
努力したって蛍をこえれない……だけどッ!!」
普段大きな声をださない
私がいきなり声を大きくしたため
蛍が目を見開き驚いてる
でもそんなの関係ない。
あ「わたしは…私は!!
松岡さんと雪村さんの役に立ちたい!
このチームの四人目としてのやるべき事を
果たす!!誰にも負けないッ!蛍にも!
もう、背中を眺めるだけは嫌なのっ!!
……今回の私は諦めが悪いから…」
蛍「っ………」
言いたいことを一気に言った。
あ「っ……」
しばらく思い空気が続いた。
あ「……」
なんか言い返してくると思ったけど
何もいってこなかった。……なら、
もう、この部屋にいる必要はない
そう思い
あ「私は蛍と同居はしない。
このアパートの一室に住む、
それならお母さんもいいはず。
……じゃあおやすみ…」
それだけ言って蛍の部屋を出た
そのさい、
私が蛍を抜かしたら、お母さんたちは
どんなことを思うか……なんて考えた。
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2015年4月27日 8時