イナコの騎士 ページ2
絵本で見た憧れの職業
女の子はみんな、お姫様になりたいと思っていたと思う
でも、私はお姫様より騎士に憧れた
お姫様をお守りする格好いい鎧をきた騎士
そんな、お姫様を守る騎士になりたかった
けど………………
『現実はこれだからなぁ』
テオ『どうしたんだアクア。手が止まってるぞ。』
『はーい!今やりまーす!』
アニ『アクア、テオ、いつもご苦労様』
『アニ姫のためなら私、頑張ります!』
私達の住んでいるイナコ国では、自給自足がモットー
王族でさえ働いている
いわば、働かざる者は食うべからずというもの
騎士が畑を耕す
憧れていた騎士とは違うけど、私はこの生活は嫌いじゃない
むしろとても楽しんで暮らしてる
テオ『そう言えば、アクア。なんか元気ないよな?』
『小さい頃の夢を思い出しただけです』
アニ『あ〜騎士になりたかった夢のこと?もしかして、こんな騎士は嫌だった?』
『いいえ。憧れていた騎士とは違うけど、私はこれでよかったと思ってます。姫様の騎士になれてとても光栄ですしね!』
テオ『俺だって、姫様の騎士だからな!』
アニ『ふふっ♪二人ともありがとう♪それじゃもう少し畑仕事頑張ろう!』
『はい!アニ姫!』
畑仕事をするのはその1週間分の野菜を分けてもらうため
イナコでは、こんな光景は当たり前
イナコは他の国よりも貧しい国
どこの国からきたかわからないような私を、家族同然に育ててくれた
だから私はこのイナコが好きです
テオとアニ姫様は幼馴染みで、私の剣術はテオに教えてもらいました
私はこの大切なイナコのために今日も頑張ります
……自分の大切なものを守るために…
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通りすがりのお節介。 - オリジナルフラグ、外し忘れてはいませんか?(^_^;) (2018年2月23日 5時) (携帯から) (レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクア | 作成日時:2016年11月22日 23時