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アッバス星団大艦隊集結 ページ8

「それで、アッバス星団はどうしたのだ?」

報告してきたエドガー大佐は喜び勇んで言った。

「はっ、アッバス星団大本営は5個艦隊を派遣。総勢230隻で現在惑星キャベラに到達、テルリッツ基地まであと6000万キロのようです。あと4時間程度で基地に到着すると」

「ダメだ。やめさせろ。200隻では勝てん」

ベロン長官の反応に大佐は眉を顰め疑問をこぼした。

「長官、相手は16隻、10数倍もいるのに負けるわけがないでしょう」

「敵を侮るな。戦艦すら駆逐艦にいいようにされてしまった。ここは数千隻で攻勢をかけるのが上策、戦力の逐次投入になるようなことはいかん」

長官の回答に彼は少し納得したが納得したがために残念そうな顔をして、

「しかし各星団の艦隊は星団ごとの海軍本部に従います。政府軍から口出しはできません、残念ながら」

長官はもう何も言わなかった。ただ自分の作戦を実行させるために大統領府へと向かったのだ。

本星に通信を終えた大艦隊は悠々と無人の宇宙を突き進んで行った。

「もっとスピードを上げろ! 一刻も早く暴漢どもを蹴散らすのだ!」

第一艦隊艦橋で嬉々として命令を下しているのは第一艦隊司令官かつこの大艦隊の総指揮官でもあるジュスト・バルサ大将である。彼は今回の作戦の大勝利を確信し星団軍の威信を一刻も早く取り戻すべく勝ちを急いでいるのである。戦艦14隻、重巡洋艦30隻、軽巡洋艦35隻、駆逐艦90隻、補助艦61隻の歴史上類を見ない艦隊を皆は誇らしげに眺めていた。

両艦隊激突す→←副総統の籌略



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設定タグ:戦争 , 軍事 , 宇宙   
作品ジャンル:SF, オリジナル作品
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デ・ロイテル(プロフ) - 特命さん» ご清覧ありがとうございます。そうでしたか、失礼しました。見つけ次第すぐに対処致します。本当ですか!?ありがとうございます。推敲には力を入れているのでそう言っていただけると嬉しいです。続編の方もよろしくお願いします。 (2018年10月5日 21時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
特命 - 楽しく読ませて頂いています。どこかに「機器」が「危機」になっている箇所と、助詞の「は」が重複して「はは」になっている箇所があったようです。勘違いでしたらすみません。これほどの長さの文章で2カ所だけってすごいです。続き楽しみにしています。 (2018年10月5日 21時) (レス) id: 3f4c6d750f (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - 次で50話ですね。キリ悪い…… (2018年10月4日 0時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)
Olivie(オリヴィエ)(プロフ) - デ・ロイテルさん» これからも頑張って!!おうおう、良かった〜……(チャット化しそうなので返信不要) (2018年9月30日 0時) (レス) id: 26b767d003 (このIDを非表示/違反報告)
デ・ロイテル(プロフ) - Olivie(オリヴィエ)さん» いえいえとんでもない!これからも精進しなくては!嫌うなんてないで。三笠と一緒に居れるねんで?ぜーんぜん怒ってへんよ。 (2018年9月30日 0時) (レス) id: 707fc28c68 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:デ・ロイテル | 作成日時:2018年8月12日 0時

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