１ 寝不足だったんだからしょうがない ページ2
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魔法士養成学校______ナイトレイブンカレッジ。世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる、ツイステッドワンダーランドきっての名門学校だ。
この学園に入学できるのは【闇の鏡】に選ばれた優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。
選ばれし者は【扉】を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。
______そして今日は選ばれし者の集う式典の日。
世界中から素質ある新入生を迎え入れるイベント。全校生徒も揃って式典服で集うこの日とは俗に言う入学式だ。私は走って式場を目指す。昨日は魔法の練習をしていたら寝坊してしまいこのザマだ。
開始十分前、規律にやたら厳しい寮の人間としてはギリギリセーフで滑り込む。
「寝坊なんて珍しいね」
すると入り口のところで腕を組んで待っているのは私の住む寮のトップであり幼少期から付き合いのある幼馴染である。
『緊張して眠れなくて…』
頬をかいて誤魔化す。首をはねられるかもしれないとひやひやしつつ乱れた息を整えながら座席まで歩く。
「…今回は間に合ったからいいけどちゃんと気をつけるんだよ。でないと首をはねてしまうからね」
『ごめんなさい…』
素直に謝ったところでちょうど座席に到着した。彼は眉を寄せたが、やがて観念したかのようにため息をついた。
「よろしい。もう式が始まるから僕も自分の座席に戻るとするよ」
さすがに寮長であるリドルくんは忙しいので私なんかに構う時間無いと言うこともあるのだが、彼の罰から逃れられた事に安堵する。
よかった、と胸を撫で下ろしリドルくんに軽く手を振って自分の席へ行く。
「おいアリス。また寮長へごますりか？」
『ち、違うよ!?』
「ま、怒らせると首輪つけられるんだから機嫌取りするくらいが丁度いいよな」
「そーそー。寮長おっかねぇし」
『静かにしないと怒られるよ…』
後ろからからかってくる同級生に構う。
リドルくんの方をちらりと見ると他の生徒に注意していたので運良く目はつけられそうに済みそうだ。
居住まいを正し、ベルトがずれていないかの確認をしていると入学式が始まる。
先生の退屈な話に耳を傾けていると昨日の寝不足がたたったのか一気に睡魔が押し寄せてくる。もしバレたら今度こそ罰を喰らうがあまりにも疲れていた。気づいたら視界は狭まりあっという間に夢の中へと誘われた。
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桜雪(プロフ) - マリア・クイーンさん» コメントありがとうございます。わぁぁそれは嬉しいです！え、むしろ全然うちの子使ってやってください！もし完成したら拝見させていただき気持ちさえあります！これからも頑張りますね！ありがとうございます。 (2020年8月2日 8時) (
レス) id: ef0eaf48d3 (このIDを非表示/違反報告)
マリア・クイーン - 一応確認さして頂きました。これからも頑張って下さい。 (2020年8月2日 5時) (レス) id: 30966058e4 (このIDを非表示/違反報告)
マリア・クイーン - とても素敵でした。これからも何度か読みたいと思います。あと、私のオリキャラちゃんにユニーク魔法とクイーンという名字を真似してつけても良いですか？、小説や、漫画を投稿する訳ではなく、ただ単に自己満で描いたオリキャラちゃんなので、転載などはしないのですが (2020年8月2日 5時) (レス) id: 30966058e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 由瑞さん» うわぁぁありがとうございます！頑張ります！！！ (2020年7月12日 2時) (レス) id: ef0eaf48d3 (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - リドル君可愛よ…凄く面白かったです!更新頑張ってください! (2020年7月12日 0時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪
| 作成日時：2020年5月5日 22時
