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愛吐 23 ページ29

「却説、あれほど外へ出るなと私が云ったのに私の許可なしに外出した理由についてだが…云い訳くらい聞いてやろうじゃないか」



あの後私は何とか異能で巻いてポートマフィア拠点まで戻り樋口ちゃんからの報告を受け少々書類をまとめて無防備にも建物を出たところで後ろから口を塞がれて連れて行かれたのだ。


拠点へ戻ったのは第一に上司として報告があったから、と云うのが殆どなのだがほんの少しだけ中也さんに会いたかったからだと云うのもあるのだ。

西方での任務を終えてから彼とは会えてないし、そうなればきちんと連携が取れない。


と、云う事を大雑把かつ簡潔に説明した。



「君は今、私の管轄下に置かれているのだ。

いくらマフィアとて半分捕虜の様な形なのだから仕事だ何だと勝手な行動をされては困るのだよ」


『ッ…ですが!』


「何だい?文句があるのなら昔の方法で黙らせようか?」


目から温度が消えてすっと唇に指が置かれてそのままツ__となぞられた。


『そ…れは』


「明日から君には首輪でも嵌めてもらおうか。二度と独断行動なんてせぬ様に…」


口ごもって震える私を見下ろしてそう云うと冗談さ!晩御飯にしようか!と急に明るい声に戻った。

私はぞくぞくと腰に電流が走る様な何とも云い難い感覚に襲われどうにも昔の気持ちを思い出してしまって胸が切なくなったのを感じた。




「ほら、手伝ってくれ給えよ」

『はい…』

【私はまだ彼の温もりを忘れきれていないのだ】



______


15分前に準備していたらその勢いで寝落ちしました。

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桜雪(プロフ) - りかまるさん» コメントありがとうございます。応援してくださる方がいて本当に感謝してもしきれません。拙い物語ですがこれからもよろしくお願いします、! (2019年4月13日 12時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - のら猫さん» 10分、、それはすごい、、!コメントありがとうございます!自分のペースで頑張ります! (2019年4月13日 12時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - びあんさん» コメントありがとうございます。やっぱり小説を書くのってとても労力のいることだと思います。びあん様も同じ作者の身として無理のない程度に頑張りましょう! (2019年4月13日 11時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - sonataさん» ありがとうございます。sonata様の作品とても素敵でした、、!大好きだなんて言葉を頂けてとても嬉しいです。お互い頑張りましょう! (2019年4月13日 11時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
りかまる(プロフ) - ゆっくりでも大丈夫です。無理なく、執筆して頂けたらと思います。応援しています! (2019年3月24日 22時) (レス) id: dbac4f4de5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雪 | 作成日時:2018年12月29日 21時

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