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馬鹿野郎 ページ10

「A!どこだ!」

「土方さん!こっちだ、こっちにいたぞ!」

「A!?」


私を探す平助の声や、龍之介の声に反応する土方さんの声。
視線を向けると、左之の姿もあった。

皆で探しに来てくれたのか・・・。


皆私のいる場所に駆けつけると、すごく怖い顔をしていた。
その筆頭の土方さんが私の両肩をつかんで


「A、怪我はねえのか!?」

「大丈夫ですよ。怪我はしてません」

「馬鹿野郎、無茶しやがって・・・」


怖い顔から一変、とても苦しそうな顔をするので「あの土方さんが」と私も皆もうろたえる。

―――こんなに人に心配されたのは初めてかもしれない。


話題を変えようと考えたら、綱道さんの事を思い出した。


「すみません・・・あの、綱道さんは無事ですか?」

「ああ、井吹が無事に送ったそうだ」

「そう。ありがとう、龍之介」

「あ、ああ・・・あんたもその、ありがとうな」


私に対して龍之介が礼を言ってくれて、言われなれてない照れ隠しから「剣術できない奴が戦えるわけ無いしね」と嫌味で答えたのだった。




―――その後、屯所に戻った私は土方さんの部屋で一応報告をした。


「"あの薬"の研究、若干漏れてます」

「それはまた、どこからだ?」

「浪士の話ではこの屯所を見張らせているようです」


眉間に皺を深く刻み、考えこむ事数十秒。


「・・・内容はばれちゃいねえんだな?」

「中まではうかがい知れないようですから、おそらく」

「そうか・・・ご苦労だったな。今夜はゆっくり休んでくれ」

「そうします」


そう言うと、私は部屋を出て自室へと戻ったのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
更新できなくてすみません・・・

責任→←純血



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薄夜 - うん。面白いね。再新、頑張って (2014年10月10日 19時) (レス) id: 3978161a67 (このIDを非表示/違反報告)
クルエル(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください♪(*^_^*) (2014年10月5日 23時) (携帯から) (レス) id: 3cb9714877 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - 練蓮さん» ありがとうございます(*^-^*)精一杯頑張らせていただきます! (2014年10月5日 22時) (レス) id: 2db9cb813e (このIDを非表示/違反報告)
練蓮(プロフ) - 続編おめでとうございます!更新楽しみに待ってます(*^◯^*)頑張って下さい!!! (2014年10月5日 17時) (レス) id: ddc6e25d6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんさ | 作成日時:2014年10月5日 14時

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