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反応 ページ25

「なかなかに・・・厳しいですね」

「これから集まってくる隊士は身分も思想もてんでばらばらだ。
そいつらをまとめあげるには厳しい規則で縛るしかねえ・・・」

「これのせいで仕事で死んだ者より、隊規で死んだ者が多くなりそうですね」

「なにか訂正すべき点などはありますか?」

「この規則、例外は?」

「ねえよ、隊士全員が対象だ」

「ふふふっ・・・ならないですよ」


笑いながら言うと、三人は度肝を抜かれたような顔をしていた。


「なんですか?私の顔になにかついてます?」

「よく笑っていられますね・・・反論されると思っていました」

「それは新八たちの役目ですよ、私は不満なんてありません」


それだけ言うと私は立ち上がり「発表を楽しみにしています」とだけ告げて部屋を出た。



―――その夜、皆の前で局中法度として発表された。


反応はまちまちで、皆食事をを終え広間から出て行くと自室へと帰っていった。

私も片づけを済まし、廊下を歩いていくと角を曲がったところで一と平助が話しているのが目に入り、つい角で姿を隠した。


「オレたちは、近藤さんとか土方さんたちのことを好きで・・・仲間だと思ってて、だから京までついて来たのに―――そんなオレたちを、どうしてあんな決まりで締め付ける必要があるんだよ」


平助が土方さんたちにちょっとした失望感を抱いていて、それを一が聞いているって感じか・・・。

たしかに、好きな人たちに厳しい規則を突きつけられたら嫌だよね。


立ち聞きはよくないと判断し、私は庭へと足を向けた。

―――そこにもすでに先客がいた。


「かまいませんよ、近藤さんが必要としている決まりならね」


総司と近藤さんだ。

こちらでも隊規の話をしているらしい。
結局立ち聞きしてしまったが、そこでわかったことがある。

総司のあやうさ、だ。

自分のか他人のなのかはわからないけれど、どちらにせよ命に無頓着だ。
・・・隊規に文句をつけなかった私もかも知れないけれど。


その場からも離れ、土方さんの部屋に向かうと山南さんに会った。


「おや、天野さんではないですか・・・土方君になにか?」

「言い忘れてたんですけど、だいぶお疲れだったので、一言」

「貴方の言葉なら効き目がありそうです・・・でも、女性が夜にうろつくのはよくないですよ、なんせここは男所帯ですから」

「ふふっ、肝に銘じておきます」


土方さんの部屋に行くと、やはり仕事をしていたから無理矢理寝かせたとさ。

飯取り合戦→←隊規



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まんさ(プロフ) - MMさん» 面白いなんて、とても嬉しいです! (2016年3月10日 21時) (レス) id: ab7e40fe20 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - どっちも面白すぎて、ヤバイです(^O^) (2016年3月6日 23時) (レス) id: db2d6bf4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - MMさん» こちらも見に来ていただけるとは!ありがとうございます! (2016年3月6日 23時) (レス) id: ab7e40fe20 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - 沖田かっこいい(#^.^#)小説めっちゃ面白い! (2016年3月6日 23時) (レス) id: db2d6bf4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - はるかさん» ご指摘ありがとうございます!本編では"総司"のままだった気がしたのでそのままにしたのですが・・・。一応直しておきます!これからもこの小説を温かい目で読んでやってください(´ω`) (2015年3月25日 7時) (レス) id: 647a4018e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんさ | 作成日時:2014年8月14日 22時

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