【薄桜鬼】沖田総司とは私の弟分です！

上陸 ページ3

その日、一隻の外国船が日本で唯一開いている港へと入った―――。

そこから出てくるのは日本人ばかり。
なぜなら、彼らは12年前に外国へと送られた留学生だからである。

今日は外国で様々な技術を学んできた彼らの帰国日である。


船から降り、その場で泣き崩れる者もいれば、迎えに来た親族を探す者、仕事のために動き出す者・・・。

彼女は動き出す者の一人だった。


「一度故郷への帰省を果たした後、京の会津藩邸にはせ参じよ」

彼女に宛てた短い文―――。
仕事を出してくれるのは会津の方々らしい。


「故郷に帰省って・・・江戸なんだけど」


少なくとも仕事に就くのは一月後になりそうだ・・・。
なるべく早めに出立したほうがよさそう。


「仕方ない、まずは宿に行くかな」


帰国者たちには一泊のみ町の宿に無償で止まることが許されている。
外に近い宿をとる事にした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
文才ほしい・・・
亀更新なれど、頑張って生きたいと思います！
評価・コメお待ちしています！

帰省→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す