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広間 ページ11

広間に連行され、私が目にしたのは2つの懐かしい顔と先ほどの少年、多数の男たちの鋭い視線だった。

土方さんは私を部屋の真ん中に座らせ、私は多数の男たちに囲まれる形で座る事となった。

土方さん自身も座ると、一人の子供っぽさの残る少年が、好奇心あふれた目で私を見ながらたずねた。


「なあ土方さん、何で俺たちを呼んだの?ってか、こいつなんかしたのか?」


それは私の台詞だ、用件話そうと思ったらいきなりここに連れて来られて、大の男どもに囲まれるなんて・・・。

少年の問いに土方さんは冷静に返す。


「こいつは俺や近藤さん、源さん総司の昔なじみでな。
・・・芹沢さんに用があるとか言っていた」

「芹沢殿に用が?・・・すまんが、俺たちに話してはもらえないだろうか?」


やはり皆、"芹沢"という名に敏感だ。

見るからに近藤さんであろう人が、私にたずねた。
やっぱり二人とも気づかないか・・・。


「まず、私の名は天野Aと申します―――」


簡単な自己紹介、流派や外国で医術を学んでいたこと、会津藩からの命で浪士組に入隊する事になった事を話した。

昔なじみと知って喜ぶ者、とんでもなく驚く者、"会津藩"と聞いて驚き疑う者など
反応は人それぞれで、「証拠に」と私は懐から芹沢さん宛ての書状を出した。


「芹沢さん宛てですが、会津藩から書状を預かっています」


書状を受け取った近藤さんは「我々も自己紹介をしよう!」と言ってその場にいた全員に自己紹介を促した。

いない→←少し偉い人



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まんさ(プロフ) - MMさん» 面白いなんて、とても嬉しいです! (2016年3月10日 21時) (レス) id: ab7e40fe20 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - どっちも面白すぎて、ヤバイです(^O^) (2016年3月6日 23時) (レス) id: db2d6bf4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - MMさん» こちらも見に来ていただけるとは!ありがとうございます! (2016年3月6日 23時) (レス) id: ab7e40fe20 (このIDを非表示/違反報告)
MM(プロフ) - 沖田かっこいい(#^.^#)小説めっちゃ面白い! (2016年3月6日 23時) (レス) id: db2d6bf4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まんさ(プロフ) - はるかさん» ご指摘ありがとうございます!本編では"総司"のままだった気がしたのでそのままにしたのですが・・・。一応直しておきます!これからもこの小説を温かい目で読んでやってください(´ω`) (2015年3月25日 7時) (レス) id: 647a4018e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんさ | 作成日時:2014年8月14日 22時

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