古参14 JENO ページ34
．
引っ越し祝いの日、
『ごめん…』
「ううん、大丈夫」
『僕、電車あんまわかんなくて…』
終電を逃してみた。
「この路線使うの初めてだもん仕方ないよ〜」
それを嘘だとも思わないAを
僕の懐に収めたい思いが溢れ出しそうで
『ん、ありがと〜』
Aの家で映画を観ながら
初めてAを抱き寄せた。
「…あったかぁ、」
嫌がらないのはなんで？
「わたし、パパとママに
しばらくハグしてもらってないから…」
『パパとママ…』
「うん… ハグしてもらうと落ち着くの」
『マクヒョンには、？』
「ミニョンオッパ…？」
『マクヒョンにしてもらえばいいじゃん、』
その場面を想像して冷たい言い方になっちゃった。
「…オッパには頼めないかな」
望んでた通りの返事が来て
思わず心臓の上をぐうううって手で押さえた。
『僕はいいの…？』
「ジェノにはね、ずっとしてもらいたいなぁって…
実は思ってた…」
調子に乗った僕は
エンドロールが流れてるテレビの電源を切って
Aの手を引いて
一緒にベッドに寝転んだ。
手を繋いだのもこの日が初めてだった。
『ねむい』
「寝れるかな、？」
そう言いながら頬を撫でてくるA
「パパがね、こうやってほっぺ撫でてくれてたの」
『… ん』
「あったかい気持ちになるから、
すぐ寝れるからね…」
Aも布団に入ってきて
ベッドが狭くなった。
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39991933(プロフ) - 花江さん» いつもお世話になっております^ ^ 何度も読んでくださってありがとうございます！ ふとした時に自信を無くすのですが、花江様のような勇気のある読者様に日々救われております。 愛してくださってありがとうございます。 今後ともお願い致します！ (2021年5月27日 21時) (
レス) id: 186f3e773d (このIDを非表示/違反報告)
花江 - 今回も最高です！！（≧∇≦）ジェノの強い愛、、良きですね。これを機に、主さんの今までの作品をもう一度読み返したのですが、やっぱりお話の書き方がお上手で、何度も読んじゃいます。次のお話も楽しみにしています！！ (2021年5月27日 6時) (レス) id: d053c10df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39991933
| 作成日時：2021年5月25日 13時
