【短編】バカ子とツンデレ太郎 (ページ4)

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Butler Dong ページ4

．

「んーま、ドンヒョガぁ…… 3ぼん」

HC［ほら、寝ろ］

幼馴染み兼友だちの彼女を
静かにベッドに寝かせた俺はきっと神。

「ロンジュンがわたしに冷めちゃって、
寝るときそっぽ向いちゃうんだ……」

そう言った後に
バカ子は泣きそうになりながら無事に泥酔した。

．

いーや、俺にはわからない。

普段、俺が接してるツンデレ太郎のロンジュンとは
違う人の話を聞いてる気がしてならない。

俺が知ってるロンジュン。

そいつは俺たちがAの話をしてたら

『なんでお前がそれ知ってんだよ？』

『あー始まった。幼馴染み。クソ』

『お前とAが幼馴染みじゃなくなりますように
って初詣でお願いし続けてる俺って一途だよな～』

『俺の彼女の話やめろ？』

『殴られたいの？』

……なんだよなー

．

布団を掛けてやって
片付けしにリビングに戻ろうとしたら

「ロン、っいかないで、！」って泣きつかれた。

そのままグーーってベッドに引っ張られて

あらら…… まずいな？

いや、まずくない。幼馴染みだし。

確かにこいつは可愛いけど…
なんも湧いてこないんだよなー

んなら、しょーがねえな……