国立済州大学経営学部 4年イ・ドンヒョク (ページ3)

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Sunny3 ページ3

『あの、勧誘ではなくて…』

「…？ええ…」

『突然すみません。俺、経営学部のイ・ドンヒョクって言います。 4年生です』

「は、じめまして」

『部活の勧誘ではないんです。率直に申しますとあなたに一目惚れしました』

「はい？私に？」

一…目惚れ？えーい… ヤり目か…

こんなかっこいい人が、有り得ないよ

私、人を見る目だけはあるんだから

バカにしないでよ？

『絶対信じてくれてないでしょ？』

「いや、そんなことないんですけど…」

『だってさっきまで散らかってた机が片付いてる』

いや、どう考えたっておかしい

今年の運はこれでもう使い果たした？それとも大学合格と同時に失った？

……あー、うちの学部の先輩… ドッキリとか好きそうだからなあ… 経営学部の方なら遊んでそうだし…

……これも偏見だね

『何も喋らなくなった』

「すみません。考え事してて…」

『また声掛けるね。看護学部のAちゃん』

バイバイと手を振って爽やかに帰って行ったドンヒョク先輩(仮)

またって、どうせ私が靡かなかったから諦めたんしょ？

うわーでもあんなイケメン… もう二度と出会えないねえ… でも騙されたくないしなあ…

……ドンヒョク先輩って何で私の名前知ってるの？