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（完） ページ7
．
「マクくん」
『ん？』
「わたし、もう弾けるよね？」
『はい…』
生徒が成長して喜ばない先生なんて
この世にいないはずなんだけど……
「もう、マクくんと会う理由 ないね…」
今日はマクくんからギターのおさがりをもらう日、
『ヌナとギター弾けるのは僕だけです』
「…？」
『ヌナもその気だったでしょ？
いっぱいギターのこと勉強してるくせに
俺の癖を教えてもそれをそのまま見て見ぬフリした』
…バレてた
『てか、ヌナ…
俺の癖が自分について嬉しかったでしょ？』
「うーん、うふふ… うん…！」
『ほら〜！ 嬉しかったんだもんね？
あー！ えー！ んー…！』
何度もその場でジャンプし続けるマクくん
『これからも俺に学んでください』
「お願いします先生」
『！！！ その呼び方は…
ヤッカン… ソルチキ 違うこと考えちゃう…』
「ばーか！！！！」
『왜〜〜〜!!! 자기야〜!!!』
end.
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作者名：39991933
| 作成日時：2021年8月13日 17時
