忘我 (ページ19)

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明日は… と言うよりも
数分後にはAの誕生日…

当日は絶対に電話して祝うって決めてた。

そして、
また大邱に遊びに行ってもいいか…
それを誕生日プレゼントにしてもいいかを聞きたい。

．

．

23:59:58

『ぉー…』

23:59:59

スマホを握り締める手に汗が滲み始めた。

0:00:00

ベッドの上で暴れる。

なんでこんなに興奮するんだよ……

でも、絶対に俺が一番最初に祝いたい。

“〜♪”

『せんちゅく〜！ …ダメだ。軽すぎる。
せんいるちゅかへA〜！ …… あにんが？』

“〜♪”

『あーいし… 寝た…？』

“〜♪”

『やーやーやー！！！！なんで誕 …』

「もしもし、？」

『よーよーよー！！！おめでとう！！！』

自分の誕生日忘れてたみたい。

なんで誕生日忘れるんだよ〜

『今忙しいの？』

「…？なんで？」

『アニー… 電話出るまで時間掛かってたし、
テンション低いから寝てたのかなってヤッカン…
心配してるんだけど… ぁー、 …ん？』

「ううん、忙しくないよ。
わたしもミニョンくんに電話したいなぁ…
でももう遅いもんなぁ…って思ってたとこだったの」

やられた…

返す言葉が出てこない。

「うん… ありがとうね……」

『な、なにもしてないけど』

「こうしてお祝いしてくれたから…
覚えててくれたんだなぁって嬉しくなっちゃうの」