・（完） ページ49
．
なんだろうなぁ……
結婚したいこの人と。
．
『ヌナ、ヌナ、！ ごめん！ 俺、
… え！ なにすればいいかな、』
髪の毛を元に戻してくれるのかと思いきや
ボサボサにされたまま行き場をなくす髪の毛。
「ミニョア… 結婚 しよ」
“あ、言っちゃった”
そんな感覚。
ただ言いたかっただけ…
圧をかけようとしたワケじゃない……
年下の彼氏になんてこと……
『結婚したらもう俺に何も教えてくれないのなくなる？』
「… そりゃ、一緒に 住むし」
『仕方ないな〜
俺がヌナの面倒見てあげるから』
．
幻かと思った。
「…？」
無言で首を傾げるわたし
そのわたしの隣にスーツ姿のままダイブしてくるミニョン
『結婚はタイミングだよヌナ』
「うん…」
『これ逃したら次が何年後になるのかなって考えたら今！！』
そんな… 勢いで決めていいの…？
『ヌナの面倒見れるのは俺しかいないの』
「そんなに… 手焼かせてたんだ… ごめん…」
『あ、あ…！』って膝立ちし始めるミニョン
．
『アニ、っ… これから！
これから は！ ヌナのことで俺に手、焼かせて！』
かわいい。
やっぱりミニョンがいいの。
．
後日、
病み上がりに
花束を持ったミニョンが家まで押しかけてきた。
『結婚してくれるよな？』って
酷く、脅迫された。
「す っる 、！ からぁ！！！」
『したい でしょヌナ？』
あなたと結婚して甘やかしてあげたい。
end.
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作者名：39991933
| 作成日時：2021年6月16日 16時
