駆け引きをすることすら許されない36 ページ36
．
「っ、！ んん…！」
されてる時間は深くなかったのに
重なり方が深すぎて、
わたしの心に久々にハイライトが施された。
色んな衝撃のせいで
ジェミンくんの唇を噛んじゃったような気がする……
やっぱり数秒後にはわたしの口内で血の味がした。
頭が真っ白になった。
その白さはジェミンくんの血によって
温もりを持った赤色に侵食され始めた。
．
HC［っ、！ 離れろ！！！！！ ］
『ねえ、ちゃんと見てた？
Aちゃんは俺を守ってくれようとしたんだよ？』
わたしを背中に隠して守りながら
ドンヒョクに向き直るジェミンくん
HC［ははっ！ 何言ってんだよ？ 笑わせんなよ！？］
『…もしかしてAちゃんと付き合ってた時にも手上げてたの？ やけに慣れてる感じしたけど？』
HC［…話になんねぇわお前。
A、俺と帰るか、 …こいつと帰るか決めろ］
決めろ なんて、
こんなドンヒョクはわたし嫌いだよ。
誰彼構わず暴力振るうなんて……
そんな人とは一緒にいれないよ……
「ドンヒョク、 あのね、？
わたし、 …ジェミンくんと話したいこと 、ある」
HC［おい今更なに話すんだよ！？
わたしは都合のいい女ですか？
不安になって産婦人科に行ったことも言わないで
独りで耐え凌げました ってか！？ お前、なに考えてんだよ！？］
言われちゃった …
ジェミンくんに、知られたくなかった……
それは隠そうって、ロンジュンくんの家に向かう
エレベータの中で決めたのに……
．
『Aちゃん、お話ししよっか？』
「…… うん」
ジェミンくんがエレベータによしかかったままの
わたしに向き直って、わたしの肩甲骨とエレベータの
間に腕を差し込んだ。
エレベータのドアの開閉動作で
怪我をしないようにしてくれたんだと思う。
ジェミンくんはエレベータの“↑”ボタンを押して
そのままわたしを箱の中に押し込んだ。
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39991933(プロフ) - chicoさん» いつもありがとうございます！ ただいま1話しか書いておらず、皆様にお見せできる状態ではないためパスワード公開にしております。 5話くらい書けたらすぐに更新通知が飛んで行きますので、それまでお待ちください！ (2021年6月15日 0時) (
レス) id: 186f3e773d (このIDを非表示/違反報告)
chico(プロフ) - いつも楽しみに読ませて頂いています！続きが気になるのでパスワードを教えて貰えると嬉しいです、、 (2021年6月14日 22時) (レス) id: 436c3d81af (このIDを非表示/違反報告)
LOVE(プロフ) - 分かりました ありがとうございます (2021年6月12日 23時) (レス) id: cbd2bee89f (このIDを非表示/違反報告)
39991933(プロフ) - lin_ctさん» いつもありがとうございます！ LOVEさん同様の返信で失礼致します。 続編は作成途中ですので、出来次第オープンと共に通知でお知らせ致します（ ; ; ） (2021年6月12日 23時) (レス) id: 186f3e773d (このIDを非表示/違反報告)
39991933(プロフ) - LOVEさん» いつもありがとうございます！ 作成途中でして、出来次第オープンと共に通知でお知らせ致します（ ; ; ） (2021年6月12日 23時) (レス) id: 186f3e773d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：39991933
| 作成日時：2021年6月1日 2時
